70 開けていーよ ページ26
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ジョングクくんの優しい笑顔と、どこからともなく部屋に流れだした、音楽。
嬉しそうに、恥ずかしそうにフフって笑って「……思い出すっすね？」って料理をはじめながら、言った。
「………うん。懐かしいね」
ジョングクくんが曲に乗せて首を揺らしながらイントロを歌うフリをする。ちょっと声に出して、眉間にシワをよせて、熱唱するフリ。
それを横目にパジャマとクリーム色の袋を持った。
「シャワーかりるね…」スウェットのウエストをしっかり握ってバスルームに向かう。
JK「美味しいの作って、待ってますね！」
「……うん。ありがと」
JK「びっくりするっすよ〜っ。俺の手料理、美味しいっすから。フフン」
「…………うん」
バスルームで、フゥ、と息をはいてシャワーを浴びる。
どこを見ても、全く覚えがない…白い壁。
綺麗に並べられたボトル達。白い浴槽。柑橘系の匂い。
シャワーを浴びながら、もう一度。とんでもなくおっきな溜め息。
ホ……ゥ…。
いつの間にかしんどくなくなっちゃってるし。
熱、ないな……もう下がった。
パジャマ着る意味あるのかな。って思う。
吊るされた服、持ってくれば良かったかなぁ。
突風に吹かれた様に一瞬で乱れた心を、スッキリ綺麗に汗と一緒に洗い流して、シャワーを終える。
昨日のジョングクくんと同じジャンプーの匂いに、胸がふわふわした。
出たけど…………タオルはどこだろう？
……無いじゃん。
もう一度お風呂の中に戻って、ドアを閉める。
ヒュゥ！と息を吸い込んでおっきな声を出した
「ジョーングクくーんっ！！！！」
…………聞こえたかな？
カチャ‥と扉の開く音。
JK「…………Aさん…？呼びました？」
「ねぇ」
JK「ハ…イ…」
「タオルある？」
JK「ハッ、タオ、ここ…………って覚えてないか…。出し、出しときます！！！」
ガタンバタン騒がしい音がして「置きました！！」って叫んだ声のあとにまたダンッ！と鈍い音がして「イッ…イッタァ…タッ、」と騒がしくバスルームから出ていく。
置いてくれたタオルで体を拭いて、パジャマを着る。髪も拭く。
鏡に映った髪色はやっぱり可愛い。
ジョングクくんの選んだパジャマは昔妹が着てたのみたいだ。
「ジョングクくーんっ！」
バスルームのドアの前で「呼びました？…次はなんすか」って声。
「ドライヤー借りてい？」
JK「ああ。いっすよ」
「もう開けてもいーよ？」
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なったん(プロフ) - もぅ今の私の楽しみはこの小説だけといっで過言ではないですー❤️ずっと見てたい❣️ (11月2日 10時) (
レス) id: e129d7fe16 (このIDを非表示/違反報告)
キャベツ(プロフ) - この二人ずっとみてたい〜✨ (11月2日 8時) (レス) @page50 id: 16a26e8c98 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - JKも先輩も徐々に素直になってきている感じが…良すぎて震える (11月1日 23時) (レス) @page50 id: 3dc2269bbe (このIDを非表示/違反報告)
ミユ(プロフ) - ヤーほんと最高。もどかしくてたまらない！ (10月30日 22時) (レス) @page47 id: 5b72a5cd90 (このIDを非表示/違反報告)
mai(プロフ) - あぁぁ愛しのモブ。バレてるとも知らずに。。不器用ＪＫよ、愛おしさ爆発します。 (10月29日 21時) (レス) @page45 id: 4721f14244 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2023年10月15日 20時
