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安田side ページ47
大倉が持ってきたギターを
亮は膝の上に置いてほしいって。
仕方がなく膝の上に置いてみると
亮は動かん指で弦をはじいた。
安「え？」
もう片方の手で
ホンマに弱い力やけど抑えてて
たちまちジャーンって
ギターの心地よい音がした。
大「うそやん…」
錦「…」
こっちはこんなにも感動しとるんに
当の本人はずっと真顔で
でも必死にギターを弾いていた。
安「亮それどうやったん？」
錦「なんとなく思いついた」
そう言ってへにゃって笑った顔は
いつもの倍輝いて見えた。
それから亮は
何度も何度もギターの弦をはじいた。
リハビリの成果が
こんなにも実感できるなんて
正直今まで無かったかも。
そう思うくらい嬉しくて
感動して亮を思わず抱きしめれば
ギターもっとんねん！って怒られた笑
eighterのみんな。
亮がステージに戻ってくるのは
そう後の話や無さそうやで。
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作者名：原西 スミス | 作成日時：2017年10月4日 15時
