思い出 ページ2
当てもなくただ町を歩く
あっ
「.........」
ここは小さい頃に1度だけ母と訪れた甘味処.....
あれは、いつだったかな
━━━━━━━━━━━━━━━
「お母さん、」
「どうしたの?」
まだ母が優しかった頃
「私みたらし団子がたべたいなあ、」
私の視線の先には甘味処があった
「.........そうね、」
母はきっと私をほかの人間に見られる可能性があるため躊躇っていたのだろう、
私は外出する時はいつも帽子を深く被っていた
髪と瞳を見られないように
夏場は暑くて辛かった
でも仕方がなかった
私は鬼の子だから、
「今日だけよ」
「ほんと?お母さん!」
今日だけよ、と言う約束を交わし私たちは甘味処を訪れた
「美味しいよ!お母さん」
「そう、よかったわね」
そういった母の浮かべる笑顔はいつも儚げだった
でも、優しさが溢れているようだった
━━━━━━━━━━━━━━━
82人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
冨岡義勇が大好きな人 - もう更新されないんですか?更新楽しみに待ってます。 (2020年4月19日 23時) (レス) id: eedc890ee9 (このIDを非表示/違反報告)
名無しになりたいフリー好き(プロフ) - 夢兎�さん» すんごく良い作品だと思います!!これからも更新頑張ってください!!! (2019年12月7日 0時) (レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)
夢兎婭(プロフ) - 天才科学者さん» ありがとうございます(><) (2019年11月5日 20時) (レス) id: 6be3baa10c (このIDを非表示/違反報告)
天才科学者(プロフ) - 夢主優しい子だぁ〜更新頑張って下さい! (2019年11月5日 19時) (レス) id: 1019316ade (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夢兎婭 | 作成日時:2019年11月4日 23時