それでも…

6. 大倉 side ページ6

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腹減ったから いつもの出前館で
いつものメニューを頼み
ケータイを弄る。

食生活は別に気にせぇへん。


横山くんみたいに鶏肉ばっか食えへんし…


最近は自炊 面倒になってきて


仕事以外は ほぼ グータラして


ほぼ外食か出前館に頼りっぱなし 。



ピンポーン …


あ！きたきた〜 ！


さっきエントランスの


インターフォン見たら 、おじさんやったから


着いたかな〜 ♪


ｶﾞﾁｬｯ

『おつかれさまで〜す！』

いつも通り 出前館の人に挨拶。

ん ？ あれ ？ 出前館のおじさんやない。


ちょ、待てよ … 誰や… ？

ファンの子？ いや入れるわけないやろ！

｢お、おっ、大倉くん！？｣

( 怖いて怖いて… )

誰や聞いたら 隣人さんや言うた。

なんや隣人さんか…笑
でも確か男の人やったのに…

知らないうちに引っ越したんかな〜


一応 聞いてみたら 従兄弟らしい。



｢この事は誰にも言わないので！｣


慌てて佐山さんが言う。

ほんまやろか…。

初対面やし何より若い子やから


すぐTwitterやらなんやらで呟かへんかな？

まぁ、ここは


『ありがとう。ほんま助かるわ〜！』

こう言っておこう。

変に頼むよりは、さらっとな…。


そして、綺麗に包装された物をくれた。



あまりに丁寧過ぎて


『めっちゃ綺麗に包まれてるやん！！』

そんな どうでもいいことを口にした。

｢店員さんがやってくれたんで…｣

そりゃ分かってんねんけどさ…笑


そう思ってたら 部屋に戻るっていうから

ちょこっと、とびら開けて佐山さんの


姿見てたら 深呼吸していて、

なかなか 部屋の鍵 開けれないでいて


思わず可愛いな〜 って思った 。


危ない奴やん俺 。

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