☆ のんびりいこうよ ２ （∞緑） ☆

救世主の九星 ページ11

「、、、、///////」


言ったこっちよりも
言われた大倉が真っ赤になってる




「場所考えて、少しは
　ここ、どこやと思ってんの」


サササっと鼻の頭を触りながら
大倉が照れた顔で怒る




「ごめんね」

「さっきは謝らんで
　今、謝るんかい」

「(苦笑)」




誰もたぶん聞いてない
メンバーはあいかわらずガチャガチャしていて



いつもどおり丸ちゃんがなんかやって
すばるがそれにギャーギャー言ってる




「今日、帰ってくるやろ？」



大倉がスマホでスケジュール見ながら
今日のラスト、一緒ちゃうなって

私との仕事終わりが違うことを
教えてくれる






「私のほうが遅いんじゃない？
　最後、特番のスタッフ打ち合わせだもん」

「待ってるわ、帰ってくるん」

「遅いよ？きっと
　先に寝てていいよ？」

「嫌や、待ってる」

「わがままだね、今日」

「誰がそうさせてんねん」

「ごもっとも(笑)」





とにかく今は仕事場だったねと
お互いへんな確認をして

さささっと大倉から離れて
私はいつもの定位置で物書きを始める




「な〜に見つめあっとった〜ん？
　見てへん思ったら大間違いやで(笑)」




意外とするどい章ちゃんが
私の机の横の椅子に腰かけて

みんないるところでダイターンって
笑いながら茶化してる






「ありがとね、章ちゃん
　私、頑張ってみることにしたよ」



にっこり笑って聞いてくれてる章ちゃんに
心から感謝する




「倒れたこと、心配やったけど
　あれのおかげで大倉、ちゃんと気づいた
　みたいやったから
　
　大倉にとって誰が１番大切で
　誰を１番愛してるのか」





章ちゃんの話によれば
その前からかなえちゃんと
別れ話をしていたものの



あの私が倒れたときの
大倉の焦りようは尋常じゃなかったんだと
教えてくれた




「頑張ってよかったなぁ、Aちゃん
　おめでとうな♪」



ほんまにおめでとーって言いながら
両手広げて、私を受け止めようとしてくれるから





「んー♪ありがとう！！」



言いながら、章ちゃんにぎゅっと抱きつく





「ヤス！！なにしてんねん！！！
　あほか！離れろ！！！」




うわぁぁっていう章ちゃんの声とともに
私から章ちゃんがガバッとはがされ




椅子から落ちそうになるくらい
反対側にどーんと押されてる

宣言をする宣言→←心から好き

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す