君とまた出会うまで…【名前変換オリジナル】

after.8 ページ8

「…赤坂？」








バイト先に向かう途中、青谷さんのバイト先のカフェでコーヒーをテイクアウトしていこうと思ったところで赤坂に遭遇した。






赤坂は何故か木の影に隠れて周りをキョロキョロしている。


普通に不審者…










赤坂「うっっ…お、お前！びっくりさせんな！！！」








「はぁ？普通に声掛けただけなんだけど…しかもなんで木の影に隠れてんの？」






赤坂「待ち合わせしてるだけだ！特に意味とかないからな！！」





「…へぇ」











赤坂とは高校が卒業してからも連絡を取る仲になっていた。

体育大学に通っていて寮生活だしサッカーも続けているから忙しそうだが…








「会うのは卒業式以来だな、寮生活どう？」


赤坂「まぁ俺は人数の関係で一人部屋だから割と楽しくやってる」







赤坂は変わっていなくて安心する。


きっと青谷さんとも連絡とっているはずだ…











赤坂「髪の毛染めたんだな！服とかもオシャレだし…大学でちやほやされてんじゃねぇの〜？」




「ま、まさか…」










って！このままだと遅れちゃう！










「ごめん赤坂、私バイトあるからコーヒー買って行く！」





赤坂「おう！じゃあまたな」






「うん」













みんな、少なからず前を向いている。

私だって向けているはず







日が当たる場所にだって傘があれば普通に行けるし

楽しいところも友達ができて大人になれば分かってくる













あの時の特別は…普通のことだと思うのが正解なんだ。














赤坂「…」

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