君とまた出会うまで…【名前変換オリジナル】

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「…」






本当にならめちゃくちゃ嬉しいことなのに…

なんでこんなに胸がグッと締め付けられる感情になるのだろうか










橙野「…俺が彼氏じゃヤダ？」


「…嫌だとかそういうわけじゃない」






橙野「黒瀬莉久が好きだから？」










そうだ





私はずっと莉久だけが好きなんだ


だから無理だって言えばいいのに…








友達を傷つけると思うと、言い出せない




でも、莉久への思いを嘘にしたくない

全部全部…私の世界を変えてくれたのは莉久だから



















「ごめん…橙野くんとはこのままでいたいんだ」







橙野「あ〜、そうだよね笑」





「でも！橙野くんみたいな人に告白されて嬉しくないわけないんだ…ただ、私は莉久と約束してるから」







橙野「…約束？」










夏は昔から嫌いだった。

夏を諦めている自分が嫌いだった。

ただ周りを羨望しているだけの自分が…













「夏が来ると…莉久を思い出していたんだ。」



橙野「…」







「これからも…私もずっと莉久の記憶にいたいんだ！
だから私は莉久を思い出す！その約束だ」










嘘偽りのない言葉で…



私の世界に来てくれた人ならきっと伝わる。

もう真っ白なだけじゃない






目を閉じれば…



真っ白なキャンパスに赤、青、黒、オレンジ








色んな色で塗りつぶされている。













橙野「そっか、じゃあ俺は引くしかねぇな〜」


「…ありがとう」









橙野くんは私の特別な友達だ。
それはこれからも変わらないはず








橙野「いいって！その代わり少しでも隙を見せたら…」



















それでもやっぱり君は手強い













橙野「今度は強引にでも奪うから」



「…！！！！」

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