我血を欲す* 【文スト】【吸血学パロ】

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｢ここの探偵社といわれる所なのだけど
ポートマフィアと呼ばれる所と対立関係にある｣



マフィア……凄く怖そうな響きだ。
そして、こちらの世界は物騒と同時に感じる。



『見極めるポイントとかは……?』




｢だいたい黒い服を着てます。｣




わかりやすい説明が飛んでくる。
確かにマフィアみたいな格好をしている訳だ。
納得したはいいもののあまり実感が持てない。




これは夢では無いのかと思えるほど





そんな時





｢あーん｣






耳元でいきなりそんなまぬけな声が聞こえる。





『っつあ』





先生に血を飲むために噛んだところを再度誰かによって噛まれる。
痛いのレベルが違いすぎる。
体は痺れたように動かなくなり、座ってる状態でも立ちくらみと同じように視界が揺れる。




恐らく血を飲まれているのであろう。





｢乱歩さん!!彼女はまだ最初の段階で……｣


｢え、そうだったの?｣





太宰と名乗っていた包帯を腕にまいている人物は、驚いたようにこちらを見る。

そして、肩から重みと痛みが消えた瞬間に
私は前のめりへ倒れていく。




｢……ま、いっか｣




そんな、言葉だけを聞いて私の記憶は途絶えた

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