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伸びている私に隣でクスリと上品に笑う太宰さんが居る。





腹部に決めた攻撃も全く効いていない。





「私とAちゃんが2人でいる所でしか女の子として見てあげられないから今のうちに可愛がってあげてるのだよ。」





血を飲むことが可愛がってるのですか?





考えが理解できない。





こちらとしては痛いだけ____





『じゃあ……男子寮に入れなきゃ良かったじゃないですか』





鉛のように重たい体を布団から起こそうとしたが血を飲まれた影響か布団に手をついた手で起き上がろうとしても手に力は入らず、起き上がれない。




「ごめんね、美味しすぎて飲みすぎちゃって
それに今日だけで2人以上に飲まれたでしょ
その影響もあるのだけれど。」





その後に「人じゃなかった」と付け足すと
体が動かない私を抱きしめる。





「女子寮は怖い所だから、男子寮の方が安全なところかと思って此処に来て最初に飲まれた血の吸血鬼でもう地位が決まるんだ。




名も有名じゃない吸血鬼なんかに飲まれたら一生バカにされて過ごさなくては行けなくなる」





『女子寮に入れたくない理由は太宰さんの名前が有名ではない吸血鬼だからですか?』





「真逆____今のAちゃんのポジションからすると誰もが羨む場所だよ、きっとAちゃんが女子寮に居たのなら嫉妬で狂った女性に殺されるだろうね。」






そこまで自分に自信のある男は初めてだった。





「私がこちら側に来て初めての子の血を飲んだのはAちゃんだけだよ?だから主従関係は一つしかないわけで、
他は皆一度飲まれたことのある子の血を飲んでいる。」




だからこれから宜しくね、Aちゃん。




と耳元で囁く太宰さんはつくづく女に慣れてるものだと思った。




抱きしめられて動けないし、力が入らず動けない身体に不自由さを感じながら
首を横に降る、これが今精一杯の反抗だ。

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橙咲 - ダメダ・・・ オレハモウシンダ・・・ (萌え死に) (2018年12月30日 14時) (レス) id: b1f9c1e839 (このIDを非表示/違反報告)
新那(プロフ) - 五月雨花火さん» 久しぶりの更新でグダグダしてしまっていますがそう言って貰えると嬉しいです(´;д;`) (2018年8月6日 7時) (レス) id: 4b0e928a60 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨花火(プロフ) - んんんん“ん“ん“ん“!あー、もうまじでやばいです…!!更新楽しみにしてます! (2018年8月5日 21時) (レス) id: 1d8d71161b (このIDを非表示/違反報告)
みさきみ(プロフ) - めっちゃ面白いです!!!!!これからも応援しています! (2017年7月20日 23時) (レス) id: 9dabad6f4d (このIDを非表示/違反報告)
新那(プロフ) - 葉山白狐@ビースト廃人さん» 苦しい言い訳ですが……←はい!ありがとうございます頑張らせていただきます (2017年6月6日 7時) (レス) id: b29d04a7cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:新那 | 作成日時:2017年3月10日 0時

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