24話 ページ24
中学生になったら登校班なんてものは無くなるし別々になるものだと思った
登校初日に中学生活への不安とドキドキでいっぱいの私が家をでると、
幻太郎が不機嫌そうに
夢野「遅い」
と待っていて、
そのいつも通りの姿に何だか安心してしまって勝手に幻太郎の方が待っていたのだから謝る義務もないのに、
「ごめんね」と言って幻太郎に笑いかけた。
ずっと幻太郎と一緒に学校に行っていたし、
別に知りたくもないのに
変に物好きな幻太郎は
ラブレターを貰ったり 、
バレンタインチョコレートを貰ったりすると逐一私に報告してきた。
一番困るのは幻太郎が女の子に放課後呼び出される時。
幻太郎は決まって私を告白が終わるまで待たせる。
そうして私よりもずっと女の子らしくて可愛らしい女の子が幻太郎にフラれて泣いている姿を横目に見ながら下校するはめになる。
A「私と帰ってる姿を見られたらみんなに誤解されちゃうよ?」
と言ったことがある。
夢野「俺と貴方が?随分図々しいものですね。」
そう意地悪く言っただけだった。
それでも幻太郎が女の子に告白されるのを見るのも、
女の子が悲しんでいる姿を見るのも、
気持ちのいいものでは無いので我慢出来ず私が先に帰っことがある。
すると幻太郎は物凄く怒っていた。
その不機嫌さは三日ほど続いて、
お仕置きだと私をパシりに使わせたりするので仕方なく幻太郎を待って登下校を共にしている。
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るうみ - 続きめっちゃ気になります()無理せず頑張って下さい!応援してます (2020年1月6日 23時) (レス) id: d801fe8186 (このIDを非表示/違反報告)
そーか - 続きが楽しみです!頑張って下さいね! (2019年12月31日 23時) (レス) id: 43c04a9725 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2019年12月31日 13時