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23話 ページ23

幻太郎は、小さい時から人気者だ。


男の子からも女の子からも彼は一番の人気者で、

みんなに向ける優しい笑顔はとても綺麗なものだった。



(・・・私にそれが向けられた事は一度もないけれど。)




女の子は幻太郎に対する憧れの視線が、



段々恋心に変わっていった。


小学生の頃は男女の差なんてあまり感じていなくて雑多に遊んでいたものだけれど、

中学生になってから、女の子たちのキラキラしたピンク色が強く色づくようになっていった。


幻太郎の下駄箱や机には毎日誰かしらからのラブレターが入っていたし、


放課後にはよく呼び出されて告白をされていた。



バレンタインなんていう絶好の告白のチャンスには登校時から呼び止められたり、


そのせいで危うく学校に遅れそうになったり…


なんとか学校に到着しても




幻太郎のいる先々でチョコレートと愛の告白の山が待ち構えていた。



何で当人でもない私がそんなに細かく知っているのかと言うと、




幻太郎とは小学生の頃から登下校を一緒にしていたからだ。

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るうみ - 続きめっちゃ気になります()無理せず頑張って下さい!応援してます (2020年1月6日 23時) (レス) id: d801fe8186 (このIDを非表示/違反報告)
そーか - 続きが楽しみです!頑張って下さいね! (2019年12月31日 23時) (レス) id: 43c04a9725 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2019年12月31日 13時

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