27話 ページ27
大体幻太郎がAと同じ高校を受験する事になったとわかった瞬間に気付いてもいいものなのだ。
学校なんてどこも選び放題で、
どんな学校でも受かること間違いなしの幻太郎がわざわざ学校のランクを下げるだろうか。
しかもその学校は自分の嫌いな人物も受験するときた。
その様な事実なら幻太郎に何のメリットがあるのだろう。
そう、何も無い。
では何故幻太郎が志望校を変更したのか。
それは幻太郎にメリットがあるからだ。
この高校が他の学校と違うところは一体何か。
それは、『Aが受験する』という事だけ。
わざわざ嫌いなAが受験するというだけの学校を受験するのだろうか。
それでも幻太郎は何故志願したのか。そんなもの決まっている。
好きだからだ。
幻太郎は。Aの事が。
Aと高校生活を共にするというたった一つだけのメリットは、
他の学校のどんなメリットよりも爆発的に光り輝いていた。
幻太郎は案外わかりやすい奴だと思う。
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るうみ - 続きめっちゃ気になります()無理せず頑張って下さい!応援してます (2020年1月6日 23時) (レス) id: d801fe8186 (このIDを非表示/違反報告)
そーか - 続きが楽しみです!頑張って下さいね! (2019年12月31日 23時) (レス) id: 43c04a9725 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2019年12月31日 13時