二重人格彼女【江口拓也】 (ページ30)

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28話ページ30

桃｢江口ー！！｣

私は江口に抱きついた。

江｢Aどうしたの？｣

マ｢江口くんこれ見て。｣

マネージャーがさっきの手紙類を江口に見せた。

江｢これ...殺人予告じゃない？なんでAに...｣

桃｢知らないよ。誰がこんなこと...｣

マ｢江口くんなんか知らない？怪しい人とか。江口くんのファンって可能性も。｣

桃｢マネージャー、江口のファンはそんな事しないよ。｣

マ｢そうよね、そんな事しないだろうし、あってはいけないことだけど...｣

江｢ごめん、A。｣

桃｢なんで、江口が謝るの？｣

江｢いや、だって...｣

江口は今にも泣きそうな顔をしていた。

桃｢もう、泣かないでよ...拓也。｣

江｢え？今、俺の名前。｣

桃｢呼ぶつもりなかったんだけど。｣

江｢え、嬉しい！もう1回呼んで！｣

桃｢え、嫌だけど。｣

江｢えぇー！｣

私の事守ってくれるんでしょ？って言ったら守るよ！俺の大事な彼女だもんって言って江口は笑った。