＊123 仕事 ページ33
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拓也さんのプロポーズをきっかけに完全に吹っ切れた私は、取れるだけ仕事を取ってもらって、今世紀最大に忙しいんじゃないかというくらい仕事をこなしていた。
例えば、仲良くなった監督さんの知り合いから何度も誘われたけど、恥ずかしくて断っていたとあるコマーシャルの仕事。
【 女を楽しむ魅惑のランジェリー…… 】
「ねぇ！このCM出てる人めっちゃ綺麗！」
「でもこの人二股してるってネットで回ってきたよ」
「えぇ〜…でもこんなに堂々としてるのかっこよくない？」
「分かる。憧れる〜」
下着のコマーシャルなんて絶対無理だと思っていたけど、この機会に全部曝け出してやると思って引き受けた。
事務所は私がこの仕事を受けると言ったらすごくビックリしてたけど、反響が予想以上に良かったらしく、それからさらに仕事のオファーが増えた。
CMが初めて流れた日の夜、拓也さんから「下着のCMなんて聞いてないけど！！」って電話ですごく怒られたけど…
そして、声優業の方もスキャンダルが嘘のようにオファーが来た。
そりゃあもちろん影で言われることもあったけど、そういう人より私を守ってくれる共演者たちの方が数も実力も圧倒的に多くて。
宮野「うちの娘を悪く言う奴はパパ許しません」
『私マモさんの娘になった覚えがないんですが』
梅原「ぶっ殺す」
『やめなさい』
特にこの二人はいつもの倍以上過保護になっていた。
一方、拓也さんとは、マネージャーさんがスケジュールを調整してくれたおかげで仕事現場で会うことがなくなった。
でも、収録現場は限られているから同じビル内に居ることは多々ある。
だから、全く会わないというわけにもいかなくて。
マネ「…で、夜はラジオ出演あるからその前に食事とっておくこと」
『はい、わかりまし…』
スケジュールの確認をしながら廊下を歩いていると、向こうから見慣れたイケメンが二人。
マネ「あれって…西山くんと江口くん？」
『そうみたいですね』
マネ「……回り道しようか？」
『いえ、大丈夫です』
気にせず足を進め、前から来る二人との距離がどんどん短くなる。
すると、こちらに気づいたらしい宏太朗がパッと手を上げた。
西山「Aちゃん！お疲れー！」
『宏太朗お疲れ〜』
宏太朗に手を振り、隣の拓也さんをチラリと見るけど、私と目を合わせないように違う方を向いていた。
まぁ………そうだよね。
私の隣にマネージャーさんいるし。
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gtuysut5843…(プロフ) - 好きです最高です素晴らしい作品をありがとうございました。 (2022年7月20日 0時) (
レス) @page49 id: 5bb1efd8a4 (このIDを非表示/違反報告)
ほの - めっちゃよかったです！！最初から3個目までぶっとおしで読みました！素敵すぎるお話ありがとうございます！！ (2022年3月28日 23時) (レス) id: 717802fa3e (このIDを非表示/違反報告)
かぬ - めっちゃ好きです…！！！文才分けてくださi(((((( やっぱ江口さんは江口さんで安心しました！！！← 素敵な作品ありがとうございました！（ぶっ続けで読んでたやつ） (2021年12月28日 15時) (レス) @page49 id: a3ef6512e0 (このIDを非表示/違反報告)
松(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございました！！！！！ (2021年8月15日 23時) (レス) id: 2d208b8020 (このIDを非表示/違反報告)
侑李(プロフ) - 正直三周目ですが全然飽きません！素晴らしい作品をありがとうございます！！ (2021年3月5日 0時) (レス) id: 22f938d982 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2020年4月22日 18時
