＊85 お仕置き ページ38
*
・
『え、江口さっ……』
江口「なあに」
『これは…っ、ちょっと…ん、ぅ』
ソファに座った江口さんの脚の間にすっぽり収まっている私は、後ろから聞こえてくる江口さんの掠れた声に肩を震わせる。
「アイツに触られたところ、全部上書きする」と言い出した江口さんは、私の手、耳、頬に軽いキスを落としていく。
江口「…ここは？」
『そこ、は……わかんな、』
江口「じゃあ一応」
『一応って……ぁ、ッ…』
私の襟をグイッとずらして、項にチュッ、と江口さんの唇が触れる。
ビクリと身体を震わせると、江口さんがクスリと笑ったのが分かった。
江口「首弱い？」
『…よ、弱くない』
江口「…へぇー、そお？」
『…ッ、ふあっ…』
笑われたのが悔しくて意地を張ると、項にぬるりとした感触が這った。
それが江口さんの舌なのだと理解し、体温が一気に上がる。
江口「ン…、はぁ…他は？」
『他、って……』
江口「アイツに触られたとこ、まだあるでしょ？」
「言って」と耳元で囁かれ、そのまま耳朶を舐められる。
クチュ、と耳の奥に熱い舌が入り込み、やらしい水音と江口さんの息が直に脳に響いてくる。
他に触られたところ………まだある、けど……
この状況で、言えばどうなるのか分かってしまった私は口を噤む。
『……ない、です…』
江口「……ほんとに？」
江口さんの問いかけに必死に頭を縦に振ると、
「…ふぅん」と怪しむような返事が返ってきた。
そして、私を抱きしめていた手がスルリと下へ下りてくる。
江口「…嘘つき」
『っ、ちょ、ちょっと待って……っ』
江口「ここ、触られてたでしょ？」
ここ、と言いながら江口さんが手を這わすのは、私の太ももで………
さわさわと撫でられる度に声が出そうで必死に堪える。
江口「……ここも消毒しなきゃね」
『えっ…ッあ、うそ…まって…っ』
江口「待たない。言ったでしょ？」
「お仕置き…って」と悪い顔で言う江口さんは、後ろから退いて私をソファに座らせたまま、私の足元にしゃがみこむ。
そして、私の脚を軽く持ち上げると、内ももにキスを落としていく。
『ひ、ぅ……んんっ…』
江口「は、…ン、」
漏れる声が恥ずかしくて必死に口を抑える。
チュッ、チュウ…と脚の間から聞こえてくるリップ音と、太ももにかかる江口さんの熱い息に頭がクラクラしてくる。
もう、頭がおかしくなりそう…………
*
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晴(プロフ) - 井戸さん» 同棲編はほんとに制限ギリギリまで責めようと思ってます(笑) よろしくお願いします！！ (2020年4月22日 18時) (
レス) id: 7dca284c0c (このIDを非表示/違反報告)
晴(プロフ) - 武田さん» お金は江口くん本人へ！！！(笑) ありがとうございます！！続編もよろしくお願いします！！ (2020年4月22日 18時) (レス) id: 7dca284c0c (このIDを非表示/違反報告)
晴(プロフ) - 陽愛さん» こちらこそありがとうございますです！！！続編の方もよろしくお願いします！！ (2020年4月22日 18時) (レス) id: 7dca284c0c (このIDを非表示/違反報告)
井戸 - 同棲編ｷﾀｧｧｰｰ！！！ありがとうございます！！ (2020年4月21日 10時) (レス) id: 1e21205b19 (このIDを非表示/違反報告)
武田(プロフ) - ｳﾜｰｰｰｰｰｯ!!!!!続編!!!!!ｳﾜｰｰｰｰｰｯ!!!!!ｳﾜｰｰｰｰｰｯ!!!!!もう！どこに金払えばいいんですか!!!!!有難うございます!!!!! (2020年4月21日 1時) (レス) id: 784988d0c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2020年3月29日 23時
