＊66 猫かぶり ページ19
*江口side
・
斉藤「なんで僕らまでこんなこと……」
花江「でもぶっちゃけAちゃんの元彼は気になる」
江口「……ていうか梅ちゃんも付いてきてくれたの意外」
梅原「まぁ、Aの保護者みたいなものですから。
それに、俺的にあの男はちょっと気がかりが…」
斉藤「あっ、あれじゃない？」
花澤さんに教えてもらったショッピングモールの飲食店コーナーを見回しながら歩いていると、おしゃれなカフェの中にAとシンヤクンとやらを見つけた。
背の高い爽やか系イケメンで、はたから見ればお似合いのカップルだ。
花江「どうするんですか？入ります？」
斉藤「いや、変装してるとは言えさすがにバレるでしょ」
梅原「…どうします？江口さん」
江口「………行く」
そう俺が答えると、何故か楽しんでる花江くんがノリノリで先頭を歩きながら店内へと入っていき、その後に続けて俺らも店に入る。
慎也「もっと頼んでいいのに」
『いや、あの〜…少食だから大丈夫』
嘘つけどこが少食なんだよ、と心の中でツッコミながら頼んだコーヒーを飲む。
シンヤクンと話してるAはいつもと違って女の子らしいというか、おしとやかというか……
なんか、猫かぶってる。
花江「Aちゃんやっぱり彼氏居たことあったんだ〜……あ、このハンバーグめっちゃ美味い」
斉藤「しかもかなりのイケメン……花江くんひと口ちょーだい」
梅原「このパスタうま」
江口「…………君ら何しに来たのよ」
目の前でムシャクシャ食べまくる後輩たちを見ながら苦笑いし、Aたちの話に聞き耳を立てる。
慎也「……俺ね、改めてAに会って、やっぱいいなーって思った」
『…………あ、あの、それはぁ〜…』
慎也「Aが良かったらさ、またやり直さない？」
ふざけんな、と言いそうになる俺を梅ちゃんが止め、目を合わせながら首を横に振る。
Aはどう答えるんだろう…………
『…………あの、1つ聞きたいことがあって』
慎也「なに？」
『私のどこを好きになってくれたのかなって』
慎也「……可愛いなぁって」
『えっとー……それは、顔…とか？』
慎也「たしかに顔が可愛いからってのもあるけど、その大人っぽい落ち着いた感じとか、女の子らしいところもいいなーって思ったよ」
『そ、そうですか……』
笑顔で爽やかに言ってみせるシンヤクンに、口をきゅっと噤んで笑うA。
…………この男、Aのこと全然分かってない。
*
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晴(プロフ) - 井戸さん» 同棲編はほんとに制限ギリギリまで責めようと思ってます(笑) よろしくお願いします！！ (2020年4月22日 18時) (
レス) id: 7dca284c0c (このIDを非表示/違反報告)
晴(プロフ) - 武田さん» お金は江口くん本人へ！！！(笑) ありがとうございます！！続編もよろしくお願いします！！ (2020年4月22日 18時) (レス) id: 7dca284c0c (このIDを非表示/違反報告)
晴(プロフ) - 陽愛さん» こちらこそありがとうございますです！！！続編の方もよろしくお願いします！！ (2020年4月22日 18時) (レス) id: 7dca284c0c (このIDを非表示/違反報告)
井戸 - 同棲編ｷﾀｧｧｰｰ！！！ありがとうございます！！ (2020年4月21日 10時) (レス) id: 1e21205b19 (このIDを非表示/違反報告)
武田(プロフ) - ｳﾜｰｰｰｰｰｯ!!!!!続編!!!!!ｳﾜｰｰｰｰｰｯ!!!!!ｳﾜｰｰｰｰｰｯ!!!!!もう！どこに金払えばいいんですか!!!!!有難うございます!!!!! (2020年4月21日 1時) (レス) id: 784988d0c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2020年3月29日 23時
