もっと優しくしてください江口さん！

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貴方「で、具体的には何をしたらいいですか？」

江口「そうだな〜…まずはどんな人と付き合いたいか教えてよ」







タイプか…
タイプ…
誰かを好きになった事ないしわからないよ








江口「そんな深く考えずにこういう人と付き合えたら楽しいだろうなっていう人物像を想像してみ」

貴方「優しくて…一緒にいると楽しくてワクワクする人…？」








やっぱり一緒にいるなら楽しい人がいいな
沢山色んな所に行って思い出を作りたい









江口「へーえ。俺じゃん」

貴方「どこが優しいんですか！」

江口「わざわざ後輩の為に恋愛指導するなんて優しいじゃん」








それは確かにそうだけど…
昨日言われた事一生忘れないもんね








江口「まあまずは彼氏よりも好きな人探しってとこかな」







好きな人…できるといいな








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貴方「あ、梅ちゃん！」








スタジオに戻ると梅ちゃんの姿を発見して駆け寄った









梅原「うわ、A」

貴方「うわって何、うわって！」

梅原「あーうるさいうるさい。…江口さんと一緒だったの？」









私の隣にいる江口さんを見てそんな質問をされた








江口「よっ」

貴方「そうなの、お昼ご馳走してもらった」

梅原「…ふーん食べ過ぎてそれ以上太らないようにね」

貴方「言わないでよ！最近気にしてるのに！」


江口「あ、でも俺はもうちょいぽっちゃりしてた方が好き」








へ〜
そんな素敵な事を言ってくれる人がいるなんて
まあ江口さんの好みなんて知らんけど









江口「じゃあ俺は別のスタジオだから、2人ともまたね」

貴方「お昼ご馳走さまでした！指導の方もお願いしますよ！」









そう言うと江口さんは笑ってその場を去っていった
私に今後彼氏が出来るかどうかは貴方次第になりましたよ江口さん









梅原「指導？」

貴方「うん！私に彼氏ができるようお手伝いしてくれるんだって！」

梅原「へー…お手伝いね」

貴方「ん？」

梅原「何でもない」








相変わらず無表情でスタスタと歩いて行ってしまう梅ちゃんの後を追いかけた









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