もっと優しくしてください江口さん！

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廊下を走って梅ちゃんの後を追いかけた
まだ中にいるはず…









貴方「！ 梅ちゃん！」








エレベーターに乗って降りようとしている梅ちゃんを発見して名前を叫んだ
私の声に1度振り返るも無視してエレベーターに乗ってしまう梅ちゃんを見て全速力で駆け抜けドアが閉まる寸前でエレベーターに乗り込んだ

勢いのせいで梅ちゃんに飛びついてしまいそのせいで一緒に尻もちを着いてしまった








貴方「いてて…ごめ「馬鹿！」」








プライベートで大声を上げることなんて滅多にない梅ちゃんに怒鳴られて思わず肩がビクッとした









梅原「危ないだろ！怪我したらどうすんだよ！」

貴方「ご、ごめんなさい…」









梅ちゃんの正しい説教に何も言い返せず素直に謝った
梅ちゃんまで怪我する所だったかも知れない

自分がした事にシュンと肩を落としていると立ち上がった梅ちゃんが私に手を差し出してくれた









梅原「怪我は？」

貴方「ない…」









梅ちゃんの手に自分の手を重ねると引っ張って起こしてくれた









梅原「なんで来たの」

貴方「梅ちゃんが心配だったから」

梅原「あっちの方心配してやれよ」

貴方「…久我くんなら大丈夫だよ。ちょっと怪我しちゃったけど絆創膏渡してあげたから」








怪我の事を伝えると梅ちゃんは申し訳無さそうな顔をした








貴方「大丈夫だよ。手を出した事は悪い事だけど理由も無くそんな事をするような人じゃないってわかってるから」

梅原「…あっそ」









ぶっきらぼうだけどどこか嬉しそうに下を向く梅ちゃん
何があったかは分からないけど私は梅ちゃんの味方だよ。








梅原「……さんきゅ」

貴方「ふふっ どういたしまして」









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