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スマホを見ていると誰からか電話がかかってきた。
なかなか電話をかけてくる人は少ない
よっぽどの用なのだろうか。
だが、現在ディスプレイに表示されているのは急用なんて思いつかない人物。
「もしもし、斉藤さん…?」
斉「あ、A?急にごめん…明日なんだけど」
「え、いや…斉藤さん大丈夫ですか…?」
聞こえたのはいつもの優しげな声ではなく、何となく苦しそうな声
斉「あー、いや実は風邪引いちゃって…だから明日はごめん…行けなくなった」
「それは大丈夫ですけど…体調のほうは?」
斉「大丈夫だよ、心配ない」
やはりだいぶ元気がないようだ。
売れっ子だと聞いたし、休みとかもないだろうな
「斉藤さん、なにか欲しいものはありますか?」
斉「…え?」
「私の数メートル先にコンビニがあるのでなにか買っていきますよ?ご飯とか」
コンビニならさっき通り過ぎたけど。
そんな嘘をついてしまうなんてらしくないのだが、
斉「いや、悪いよ!」
「いいんです、私が勝手に心配してるだけなんで。適当に食べられるもの買っていきますね」
彼は世話を焼きたくなるような人なんだろう。
コンビニへ戻り、食材を買ってマンションへと早足で帰った。
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おもち - ピュアッピュア……! (12月21日 12時) (レス) @page34 id: 95fb7582ab (このIDを非表示/違反報告)
桐。(プロフ) - すずみさん» ありがとうございます!そう言って貰えて嬉しい限りです! (2020年1月22日 23時) (レス) id: c2427a531b (このIDを非表示/違反報告)
すずみ - めっちゃキュンキュンしました。謎にもっと、壮馬くんの事が好きになりました。 (2020年1月22日 20時) (レス) id: c911cfbf5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桐。 | 作成日時:2019年8月24日 23時