となりのビオラ【斉藤壮馬】

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斉藤side



「え、斉藤さんのお仕事って…」



斉「はい…その、」



「えええ凄い…！すごい方だったんですね…」




目の前で驚く彼女。




勢いでお茶しませんかとなれない言葉を口にしたが、



こんなに話せるとは





斉「來海さんのお仕事って」



「私は花屋で働いてます」



斉「お花屋さん…」




可愛らしすぎる。




「似合わないですよね笑

花屋ぽくないし、もっと可愛らしかったら」



斉「いや、充分です！」



「え？」




斉「あ、いやその充分お似合いです」



「ありがとうございます」




照れたように笑う姿はやはり綺麗で。



笑顔もっとみたいなぁ、なんて









「とゆうか、斉藤さん歳上だったんですね…敬語、とってもらって大丈夫ですよ？」



斉「え！？いや、でも」



確かに、歳上だったんですねとか、


30歳手前には見えないとはよく言われる




「って、まだ初対面のやつに言われても困りますよね！すいません」



そう言って紅茶をのむ彼女。







斉「そんなことないって！じゃあ…名前。


下の名前教えてよ」




「えっと、Aです」




A、


初めて教えてもらった可愛らしい名前に


ときめきとニヤけが抑えられない。


変な顔してないだろうか。






斉「じゃあA」



「え？」




斉「Aって、呼ばせて？」



「あっ…も、もちろんです！」





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