運命 捌 ページ10
「難しい……」
部屋の鏡の前で髪をいじり唸る詩人
昨日言っていたことを実践しようとしても
今までそんなことには興味も持ってこなかったのだ
そんな簡単にイメチェンができるわけがない
「可愛く結ぶって何？私はいつも可愛いけど？？」
詩人は可愛く結ぶことを諦めて高い位置で髪を結び
ゆるく巻くことにした
荘園に来てからずっと低い位置で括っていた詩人には
初めての挑戦である
「こんな感じかしら…
うんうん！なかなかいいんじゃない？」
ご満悦の詩人
少し早く起きたが意外に時間はかからなかった
いつもは「囚人」と食堂に行く途中で会えるように
部屋を出るが今日は特別
ルンルンで部屋を出ていった
調「あらA、今日はいつもと違うのね！
可愛いじゃない〜」
道中で会った調香師に変化を褒められ
詩人は嬉しそうに笑った
「本当はもっと可愛い結び方をしたかったんだけど、
私そういうのには無縁だったから……」
調「それなら私が教えてあげるわ！
貴方メイクもしたことないでしょう？」
「お恥ずかしながらね…
ありがとう！助かるわ！！」
調香師の言葉により更に機嫌を良くした詩人
そんな詩人を見て調香師は可笑しそうに笑った
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ユキ(プロフ) - さくらもちΩ~さん» ありがとうございます！面白いと言ってもらえてとても嬉しいです！ (2020年8月19日 15時) (
レス) id: 3c825fe033 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもちΩ~ - 完結おめでとうございます！ 面白かったです！ (2020年8月19日 15時) (レス) id: 1ac12a50f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：野生の王者 | 作成日時：2020年8月12日 20時
