運命 拾壱 ページ13
詩人のイメチェン大作戦から一ヶ月
詩人と「囚人」にはなんの変化も得られなかった
「私の何がいけないの…？
発明の邪魔にならないようにだってしてるし
頭痛の酷そうな時は話しかけないようにしてるわ……
私がイメチェンをしたって気を引いたって
ちっとも振り向いてくれない……」
詩人は目に涙をためて呟いた
「最近なんてトレイシーといることが多いし
ルカは元々トレイシーが好きだから
私が邪魔だったの…？
トレイシーとの時間もどんどん減っていくわ」
ついに詩人は大粒の涙を零す
目の前に座っている納棺師は今すぐにでもこの場から
逃げ出したそうだ
納「……他の人にしたらどうですか」
「無理よ……
一目惚れなんだもの！初めて体験したのよ」
納「貴方なら恋人のひとりやふたり居そうですけど」
「だから言ってるじゃない！
人を好きになるのは初めてなの……」
思わず納棺師も驚く
見た目や立ち振る舞いなどで恋人のひとりやふたり
居そうだと思っていた詩人だが
恋人は愚か好きな人もできたことがないと言う
納「こういう話は僕じゃなくて女性の方がいいのでは」
「大丈夫よ！だけで終わるのに？
それだったら辛辣な貴方にした方がいいわ」
褒められているのか貶されているのか
納棺師はよく分からないまま話を聞いた
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ユキ(プロフ) - さくらもちΩ~さん» ありがとうございます！面白いと言ってもらえてとても嬉しいです！ (2020年8月19日 15時) (
レス) id: 3c825fe033 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもちΩ~ - 完結おめでとうございます！ 面白かったです！ (2020年8月19日 15時) (レス) id: 1ac12a50f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：野生の王者 | 作成日時：2020年8月12日 20時
