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雄也「二日酔いになっても知らないよ。」
今日はやけに静かに入ってきたと思ったら、今度は荒々しく座るんだからびっくりした。
感情を顔には出さない奴だけど、怒ってるのか悲しんでるのかわからない。
同じの、と空いたグラスを下げたのは何度目だろう。
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雄也「俺潰れても送んないよ。」
涼介「そういっても雄也は優しいから送ってくれる。」
雄也「いや送るけどさあ...」
目の前で、しかも俺の店で潰れられたらそりゃあ放っておけないし。
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っていうかそういう問題じゃないよね。
なにかあった？と聞くのは野暮だけど、聞いてあげる。
雄也「ああ、もうそのグラス高いんだから...」
ダン、と置かれたグラスの底を撫でた。
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雄也「...え？お前、"俺のこと好きなの？"って聞いたの？」
涼介「聞いた。」
...え？どんな俺様野郎なの？
と心の中で失笑してしまう。
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涼介「だったらなんだって言うんだ、って。」
え？なんなの？どういう茶番なの？
雄也「え？なに？好き同士なんじゃん。」
涼介「いや？迷惑だからって連絡してくんなって言われたけど。」
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...え？それ本気で受け取ってんの？
え？バカなの？ふたりして。
俺もうちょっとわけわかんないんだけど。
砕いていた氷がどんどん溶ける。
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涼介「んなこと言っておいて他の男と帰る神経が理解できねえけど。」
チッ...と乾いた舌打ちが室内に消える。
雄也「...他の男？彼氏いるの？」
涼介「いねえよ。」
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逆鱗に触れたら怖いからもう喋るのやめとこ。
静かになった店内にジャズが響く。
涼介「ああまじアイツの言葉に傷ついてるとかむり。」
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それってやっぱり...
雄也「好きなんじゃん。」
涼介「違うって。」
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みき(プロフ) - あの、ほんとにエゴ彼大好きで...泣 最後の最後まで山田さんかっこよすぎて死亡しました！できたら続編とか見たいです！！笑 (図々しくてごめんなさい) (2019年2月22日 10時) (
レス) id: 0b1b5d9298 (このIDを非表示/違反報告)
shuuka(プロフ) - すごく面白かったです！どの作品も面白くて、あすみさんの小説を読むのが毎日の楽しみでもあります！！あすみさん大好きです！笑 (2019年2月15日 21時) (レス) id: 4dbc1de551 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - 柘榴さん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます！このふたりが夫婦って一体どんな感じなんだろう…想像つかないですね…(･･;) でも面白そうです（笑） 機会があれば書いてみたいと思います！ (2019年2月12日 16時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - クルミさん» 最後まで読んでくださりありがとうございます！ このふたりのその後も面白そうですね（笑） 機会があったら書いてみたいと思います！ (2019年2月12日 16時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - 美夏さん» コメントありがとうございます！きゅんとしていただけてよかったです(＞＜) (2019年2月12日 16時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすみ
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/0059_asumin
作成日時：2019年2月1日 0時
