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△月○日 午前9時半
私は今、中王区に来ている
実は今日仕事だったため午前中だけ休みを取った
「(緊張する、っ、)」
そんな思いで中王区に入った
中は女性しかいない
ここには野蛮な男達もいないから安全
歩いていると2人の女性の会話が聴こえてきた
"ねぇねぇみてこれ!新しいリップ!"
"いいなぁ〜!それって新作!?"
"そう!ゲットするのに凄く大変だったんだから〜!"
そんな他愛のない話をしていた
「(今更だけど中王区の人も普通の女性だもんな、)」
中王区は女性にとったら天国のような存在なのだろうか
きっと私には到底わからないだろう
"霜月 Aか"
歩いていると前から声がした
「、お久しぶりです、
勘解由小路 無花果様」
「嗚呼、久しぶりだな
最後に会ったのは、" あの日 "だな」
無花果様は痛いところをついてくる
「、ッ、そう、ですね、」
「ついて来い、東方天 乙統女様がお待ちだ」
「はい」
そして私は無花果様に連れられ東方天 乙統女様に会いに行くことになった
「失礼します乙統女様
霜月Aを連れてきてまいりました」
"ありがとうございます
、お久しぶりですねAさん"
「お久しぶりです、東方天 乙統女様」
乙統女様は優しい声で私の名前を呼んだ
「手紙読んで頂いたのですね」
「、はい、本日はどのようなご要件でしょうか」
私は乙統女様にそう問った
「今日の要件は2つです
1つは私から、2つは無花果さんと私から
まずは1つ目私から」
乙統女様はゆっくり話し続けた
「Aさんにこれを___、」
乙統女様はそういい私の前に" あるもの "を差し出す
「、これ、" ヒプノシスマイク"、?」
私に差し出したのはヒプノシスマイクだった
「、どうしてですか?" これ "はあの日返したはずです」
そのヒプノシスマイクは昔、私が持っていたものだった
だがそれは" あの日 "中王区に返したはずだ
「はい
ヒプノシスマイクは返してもらいました
ですが、このヒプノシスマイクの調査が終わったので貴方に返します」
「、いえ、受け取れません
もう、私には不要な物です」
私はそう言った
" 彼ら "が居ないのならヒプノシスマイクを持っている意味もない
「、最近野蛮な男共が増えています
貴方の身を守るために持っていたほうがいいでしょう」
「それは私の為、と解釈していいですか」
私はそう問う
すると乙統女様は
「はい、いいですよ」
微笑みながらそう言った
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作者名:ヒスイ。 | 作成日時:2024年2月1日 21時