メイクタイム ページ26
メイク中の話(付き合ってる)
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朝起きて、出かける前のメイク時間が結構楽しい。
パイセンは私が化粧してるのを見るのが好きらしい。
し始める時に呼んで私の前に座ってずっと見てる。
「女の子って楽しそうでいいなー」
『パイセンも化粧したいですか？』
「いや、そういうことじゃなくて。化粧品とか選ぶの見てると幸せそうだもん」
『そう見えるんですね…』
「彼女に付いてきた他の男とか見てるとつまんなそうにしてるけど、俺は楽しい」
たしかに。私が選んでる隣で「俺これ好きかも」と言って、手の甲に色々塗ったりしてるパイセンを毎回見る気がする。私が選び終わったときには、手の甲がとんでもないことになってる。
『じゃあ次パイセンが好きなビューラーしますね』
「うわ！出た！まつ毛挟むやつ！」
『パイセンもしますか！？やりましょうか！』
「やだー！けどやって欲しい気持ちはある！！」
なぜか毎回ビューラーの時はテンションが上がってしまう。そしてたまにパイセンもしたがる。
「あっあっあっ、ちょっと待って怖い」
『動かないでください！』
「あー！」
パイセンの頭を後ろから抱きしめるようにして、ゆっくりまつ毛をあげていった。
「あっやばい、あっ…」
『変な声出さないでくださいよ』
「だってだって」
『当たってるのは知ってます』
「幸せです俺…」
パイセンの変態なところが垣間見えたので今日はこれでリップを塗って終了。
『やっと終わった』
「今日は長かったね」
『パイセンが暴れたからですね』
「すいませんでした。今日の唇の色可愛い」
『最近新しく買ったんです。いい匂いもします』
「え、ほんとに？嗅ぎたい」
嗅ぎたいってやばいな、と思いながらリップを取り出してパイセンに渡そうとしたらこっちに近づいてきて、キスされた。
『パ、パイセン…』
「ほんとだ。いい匂いする。出してもらうよりこうした方が早かったね」
『そうですけどよれちゃいました』
「じゃあもっかい塗ればいいじゃん。リセットリセット」
『んっ…』
今度は舐めとるようにしてきたのでこのままじゃそういう気分になってしまう。流されちゃダメだ…でもダメだ…
やっと口が離れて、パイセンの顔を見たらリップが付いてたから指で取ってあげた。
「ついてた？」
『ついてました。私もうすぐ行かなくちゃダメです』
「じゃあ今夜は続きね」
『飲んで帰らないでくださいね』
「もちろん」
名残惜しいけど、先に家を出た。
あ、リップ塗り直すの忘れた。
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にこ(プロフ) - 貴方が書く江口さんが一番好きです！！何回も繰り返し読んでます。これからも応援してます！！ (2020年6月30日 23時) (
レス) id: 0e561a1b81 (このIDを非表示/違反報告)
west - 続編ありがとうございます！江口さん可愛い、、 (2020年6月4日 20時) (レス) id: df52d3e3aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：p@n@
| 作成日時：2020年6月4日 1時
