一番大好き ページ25
続き
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行きたかったオシャレなカフェは私の人生史上最悪な元彼のせいで行くことが出来なかった。奴と一秒でも早く離れたかったから並んでたけど列をぬけて、パイセンの手を引いて車まで戻ってきた。
「大丈夫？俺運転するよ」
『大丈夫です。てかごめんなさい、せっかく連れてきてくれたのに』
「いやいや、元彼のせいじゃん」
なんだかモヤモヤしたまま帰ってご飯を食べた。
そして寝る前、最悪な気分で一日を終えたくなくて思い切ってパイセンに抱き着いた。
『うう…』
「Aのあんなところ初めて見てびっくりしたんだけど」
『あんなこと言うタイプじゃないんですよ…でも急に言葉がスっと出てきて…』
「大丈夫、分かってるって。俺が言いたかったこと全部言ってくれてたし」
『パイセンも思ってました…？』
「当たり前じゃん。別れたくせにネックレスつけてんじゃねーよ、引きちぎるぞってずっと思ってた」
あのネックレスはほんと安物だけど、当時の私からしたらわりと大きい買い物だった記憶がある。まだ持ってくれてるのは嬉しいことだけど、気持ち悪い。そんなことしていいのはパイセンだけである。
『パイセンが一番大好きです…』
「ありがとう、俺も一番大好き」
そう思えるのは全部パイセンのお陰である。
「でもめちゃくちゃ嫉妬したから今日は優しく出来ない気がする」
『嫉妬してたんですか』
「当たり前じゃん。元彼と会うなんて初めてなんだけど」
『向こうは最初気づいてませんでしたけど』
多少雑は扱いはしていたけど。
「だから今日いつもより余裕ないかも」
『パイセンが一番だから大丈夫です』
「言ったからね。腰砕けても知らないよ」
『明日は午後からなので余裕です』
そういうと、待ってましたと言わんばかりの口付けが降ってきた。やっぱりパイセンが一番大好き。
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にこ(プロフ) - 貴方が書く江口さんが一番好きです！！何回も繰り返し読んでます。これからも応援してます！！ (2020年6月30日 23時) (
レス) id: 0e561a1b81 (このIDを非表示/違反報告)
west - 続編ありがとうございます！江口さん可愛い、、 (2020年6月4日 20時) (レス) id: df52d3e3aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：p@n@
| 作成日時：2020年6月4日 1時
