管理不足 ページ14
Aが風邪ひくお話(付き合ってる)
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昨日から身体の節々が痛かったり、頭が痛かったりしたけどまさか熱が出てるなんて思わなかった。体温を計ってびっくり。幸い今日は仕事無かったから良かったけど、良くない人が一人いた。
「本当に大丈夫？心配過ぎて行けないんだけど」
『行ってください…遅れちゃいますよ』
「ええ…風邪ひいた時って孤独じゃん、絶対一人にさせられない…」
『ただの風邪なんで大丈夫ですって、本当に。信じてください』
あと10分後には家を出ないといけないパイセンが私のことを心配し過ぎて休もうとしている。絶対にダメ。心配してくれるのはありがたいし嬉しいけど。
とりあえずなんとか説得して玄関まで連れてきた。
「絶対ちょっとでも変だなって思ったら連絡して。飛んでくるから」
『はいはい。わかりました』
「じゃあ行ってくるから！早く帰ってくるからね！待ってて！」
『はーい、行ってらっしゃい』
同棲始めたての頃は少し寂しくて泣いたりしたけど、もはや涙なんて全然出ない。パイセンを見送ってまたベッドに戻った。
だんだん眠くなって寝てしまった。
目が覚めた頃には夕方になっていて、少しスッキリした感じはある。スマホを見たらパイセンから大量のメッセージが送られていた。
"今から収録ー"
"おわた"
"具合どう？"
"寝てる？今から賢章くんと昼ごはん食べに行ってくる"
"買って帰った方がいいものあったら教えてー"
などなど。
ちょっとびっくりしたけど、全部心配して送ってきてくれたものなんだと思うと少しにやけてしまう。
"今起きました。何もいらないので早くパイセンに会いたいです"
それだけ送って、また寝た。
次起きた時は鍵が開いた音がした頃で、ゆっくり起き上がったらパイセンがほぼ同時に寝室へ入ってきた。
「起きてる？」
『今起きました…おかえりなさい』
「ただいま。熱計ろうか」
『あ、ありがとうございます』
体温計を渡してくれたはずなのに手を離してくれない。疑問に思っていたらベッドに腰掛けたあと抱き締められた。
『パイセン？移っちゃいますよ』
「Aからだったらいい。一日中心配してやばかったんだけど」
『ごめんなさい。私の管理不足です』
「ほんとに。ちゃんとしてください」
『はい、ちゃんとします』
「治ったら俺の相手してね」
『風邪じゃなくても相手してますよ』
ふふ、と笑いあってマスク越しにキスしてくれた。
どこまでもキュンキュンさせてくれて、熱上がっちゃうかと思った。
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にこ(プロフ) - 貴方が書く江口さんが一番好きです！！何回も繰り返し読んでます。これからも応援してます！！ (2020年6月30日 23時) (
レス) id: 0e561a1b81 (このIDを非表示/違反報告)
west - 続編ありがとうございます！江口さん可愛い、、 (2020年6月4日 20時) (レス) id: df52d3e3aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：p@n@
| 作成日時：2020年6月4日 1時
