実家へ ページ13
パイセンの実家へ結婚の挨拶をしに実家へ行ったお話
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結婚するわ、と親に電話したら「とりあえず一回顔見せに来なさい」と言われたからAと実家へ行った。
ガチガチに緊張して眠れなかったらしく、行きの車で爆睡をかましていた。
『パ、パイセン…私こんなに緊張したの初めてのアフレコ以来です…』
「そんな緊張しなくても…Aに会いたがってたし、こないだも電話したとき可愛い可愛いって言ってたよ」
『本当ですか…！？可愛いですか…！？』
「そこかよ。まあいいや」
いらっしゃいと迎える母と父。
『拓也さんとお付き合いさせて頂いております、西山Aと申します！よろしくお願い致します！』
勢いよく頭を下げて挨拶をしたA。両親は微笑みながらAの頭を撫でた。俺はそんなことよりも『拓也さん』と呼ばれたことに対してキュンキュンが隠せない。にやけてないかな、大丈夫かな。
「俺、Aと結婚したいと思ってる。ずっと見てきた後輩だし俺のこと一番分かってるのがAだから」
『まだまだ人としても声優としても未熟かもしれませんが、拓也さんを支えられるように頑張ります…』
また『拓也さん』って言った！無理だよ可愛すぎるって…なにそれ…拓也さんだって…
そんなことばかり考えていたら「息子をよろしくね」と言った両親の言葉が聞こえた。ああ、良かった…許してもらえた。最初からそう思ってたけど。
話しが終わって夕方になった。
夜にはまた帰らないといけないから、それまでちょっと2人で散歩することにした。
玄関を出たらAの方から手を繋いできた。
それも可愛いと思ったけど、さすがに口には出さなかった。
『ご両親が優しい方で良かったです。私みたいな小娘は江口家に必要ない！って言われたらどうしようかと思いました』
「小娘って…まあAの話は前からしてたしね」
『そうなんですね。でも本当に良かった』
「ねえ、拓也さんって呼んでたのめっちゃ可愛かった」
『言うと思いました』
なんと顔に出てたらしい。拓也さんと呼ばれる度に身体がピクって反応もしてたみたい。無意識恥ずかしすぎる。
『もう一生拓也さんって呼ばないです』
「えー、呼んでよ。パイセンも悪くないけど」
『じゃあもうずっとパイセンって呼びます』
「いらないこと言っちゃったな」
手を繋ぎながら散歩して、色々話した。
実家へ戻って、そのまま車に乗って帰ったけど、緊張がほぐれたのか帰りの車内でもAは爆睡をかましていた。
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にこ(プロフ) - 貴方が書く江口さんが一番好きです！！何回も繰り返し読んでます。これからも応援してます！！ (2020年6月30日 23時) (
レス) id: 0e561a1b81 (このIDを非表示/違反報告)
west - 続編ありがとうございます！江口さん可愛い、、 (2020年6月4日 20時) (レス) id: df52d3e3aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：p@n@
| 作成日時：2020年6月4日 1時
