可愛い女の子 ページ42
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『うう…寒い…』
寒さで目が覚めて、よく見たら布団が掛かってなかった。パイセンに全部取られた。寝相悪すぎじゃん。
ここで黙ってる私では無いので、モゾモゾ潜り込んで毛布を被ることに成功。ついでにパイセンにも抱き着いて暖をとった。寝てる人の体温は暖かくて気持ちいな…ともう一度眠りについた。
次目が覚めたときはモゾモゾされているときだった。
『え…なに…なんですか…』
「いや、寒いから…俺も入らせて…」
『あ、ごめんなさい』
今度は私が奪い去ってたみたい。ごめんなさいという気持ちを込めてパイセンを毛布で包んだ。さっき私がやったみたいに抱き着いてきたパイセンはずっと小声で何か言っている。
『え、なんですか？』
「あったかくて気持ちいい…」
『なんだそんなことか』
特によく聞かなきゃいけない内容でもなかった。
モゾモゾ抱き着いているパイセンを横目に時計を見たら、もう9時だった。現場が午後からとはいえちょっと寝すぎたかも。
『もう起きますか』
「まだ…まだこうする…あったかい…」
『なんで今日はそんなすりすりしてくるんですか』
「そういう気分なの…はあ…」
『ちょっと、どこに顔埋めてるんですか』
「乳」
『その言い方やめてください』
たいして大きくもない胸にずっと顔を埋めてるパイセンは本当に変人だと思う。どうにかしてください。
「本当に好き…あー……」
『パイセン大丈夫ですか…頭が』
「頭の心配されちゃった」
『だって正気じゃないですもん』
「結構正気なんだけど。てか起き上がりたく無さすぎる」
『そろそろ準備しないと』
「別のところが起き上がってる気がする…」
『朝からやめてください』
セクハラまがいのこと言って。お巡りさん呼ぶよ？と思いながらなんとかパイセンを引き剥がして準備させた。なんでバンザーイとか言いながら脱がせてるんだろう…
「なんか赤ちゃんになった気分」
『赤ちゃんでももっとちゃんとしてますよ』
「俺子ども産まれたら、子どもにAのことママって呼ばせたいんだよね」
『パイセンがママって呼びたいんじゃなくて？』
「や、Aはたしかにママだけどその前に奥さんだからね」
『なんか照れますね。やめてください』
「赤くなってる。可愛い〜」
『うるさ…』
「いてて、ごめんなさい」
からかってくるパイセンのほっぺをちょっとつねったら大袈裟にリアクションされた。パイセンの中で私はずっと可愛い女の子でいられるといいなと思った。
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p@n@(プロフ) - 西川みづきさん» リクエストありがとうございます。書かせて頂きますので、続編でお待ちください！これからもよろしくお願い致します。 (2020年6月3日 8時) (
レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
西川みづき(プロフ) - 完結おめでとうございます^_^いつも楽しく拝見させていただいておりましたので是非続編みたいです！リクエストなのですが、子供誕生の瞬間パイセン泣いちゃうみたいなお話見てみたいです！これからも更新頑張ってください！ (2020年6月3日 0時) (レス) id: 8afed27b6e (このIDを非表示/違反報告)
p@n@(プロフ) - ろじゃさん» コメントありがとうございます。そして素敵なリクエストもありがとうございます！書かせて頂きますので続編でお待ちください。これからもよろしくお願い致します。 (2020年6月2日 23時) (レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 頑張ってください！ (2020年6月2日 23時) (レス) id: 297de07d39 (このIDを非表示/違反報告)
ろじゃ(プロフ) - 最高のお話ありがとうございました!!リクエストなのですが、子育てしててパイセンが嫉妬する話が見てみたいです…お願いします。 (2020年6月2日 23時) (レス) id: 6502c82acd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：p@n@
| 作成日時：2020年5月20日 23時
