パイセンは王子 ページ4
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目が覚めたらそこは見慣れた天井があって、起きて周りを見たらこうちゃんとパイセンが寝てた。なにがあったのか全然覚えてなくて焦ってたら先にパイセンが起きた。
「おはよう…」
『おっ、おっ、おっ、おはようございます…うっ…』
「頭痛む…？やっば二日酔いか…大丈夫？」
『だ、大丈夫じゃないけど大丈夫です…あの…きっとご迷惑かけましたよね…すいませんでした…』
「いやあめっちゃ焦ったわ、ワイン飲んだのな」
ワイン…飲んだ気がする。先輩に注がれたから断れねえ！と飲んで一気に頭にきた。そこからの記憶がない。
『うう…頭痛いよう…』
「もうちょい寝ときな…俺も眠いし…」
『ね、眠れないですこんな状況で…』
「ああ…雑魚寝だもんね…自分の部屋で寝ていいよ」
『パイセン差し置いてベッドで寝れませんよ』
今まで何回か差し置いたことあるけど。今日ばかりは無理だった。ぐるぐる考えてたら吐き気まで来てしまった。
ここはパイセンの優しさに甘えようと思って、ソファーから立ち上がったら身体中の力が抜けてへたりこんだ。
『え、え、なんで』
「まだ酔ってんの？」
『もう酔いはさめてるはずなんですけど、』
「しょうがないな…」
『へっ！ぱっパイセン！何してるんですか！王子様なんですか！』
「ちょっ、うるさいうるさい頭に響くから」
『すいません…！』
いきなりパイセンにお姫様抱っこされてベッドまで運ばれた。ほんと突然のこと過ぎて頭の整理が出来ないままベッドに来てしまった。
もっとパイセンからのお姫様抱っこを堪能すればよかった。
『ありがとうございます…』
「じゃまたちょっとおやすみ」
『ええ…眠れないんですけど』
「じゃあ眠れるまで喋る？」
そういって座って、私の頭元に来たパイセンはほんとに王子様に見えた。なにこのシチュエーション。夢なら覚めないで欲しいけど、二日酔いは治って欲しい。
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p@n@(プロフ) - 西川みづきさん» リクエストありがとうございます。書かせて頂きますので、続編でお待ちください！これからもよろしくお願い致します。 (2020年6月3日 8時) (
レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
西川みづき(プロフ) - 完結おめでとうございます^_^いつも楽しく拝見させていただいておりましたので是非続編みたいです！リクエストなのですが、子供誕生の瞬間パイセン泣いちゃうみたいなお話見てみたいです！これからも更新頑張ってください！ (2020年6月3日 0時) (レス) id: 8afed27b6e (このIDを非表示/違反報告)
p@n@(プロフ) - ろじゃさん» コメントありがとうございます。そして素敵なリクエストもありがとうございます！書かせて頂きますので続編でお待ちください。これからもよろしくお願い致します。 (2020年6月2日 23時) (レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 頑張ってください！ (2020年6月2日 23時) (レス) id: 297de07d39 (このIDを非表示/違反報告)
ろじゃ(プロフ) - 最高のお話ありがとうございました!!リクエストなのですが、子育てしててパイセンが嫉妬する話が見てみたいです…お願いします。 (2020年6月2日 23時) (レス) id: 6502c82acd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：p@n@
| 作成日時：2020年5月20日 23時
