助けて安元さん ページ22
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前の現場が早く終わって次の現場に来た。今日は先輩しかいない現場だからめちゃくちゃ緊張する。台本を読み込んで集中しないと絶対着いていけない。あれ、なんか緊張し過ぎて頭が痛くなってきた…
「お疲れ様でーす」
『はっ、安元さん！お疲れ様です！神だ！』
「えっ」
先輩方の中で一番関わりがあって可愛がってくださる神様こと安元さんのご到着である。
「なんか今日早くない？」
『前の現場が早く終わったんです。決して暇じゃないですよ』
「誰もそんなこと言ってねーよ。緊張してんの？何回目だよこの現場」
『だって…！だって…！先輩…いっぱい…』
このド緊張する空間に安元さんがいるだけで私は救われた気持ちになる。もうここに頼れる人は安元さんしかいない！と思ってずっと二の腕を掴んでいた。
『安元さん…！』
「なんだよ！今日どうした！？」
『はっ…！』
「お疲れ様です〜」
「あ、お疲れ様です。遊佐さん」
『おっ、おっ、お、お疲れ様です……』
「お、Aちゃん。元気そうだね」
「こいつめちゃくちゃ元気ですよ」
『安元さん！』
私が緊張してる理由の一番はこの人である。遊佐浩二さん。超が付くほど緊張するし超かっこいい。声優としても人としてもめちゃくちゃ尊敬している。だからこそ同じ空間にいると緊張してこうなってしまうのです。
『直視できない……安元さんを介さないと遊佐さんを視界に入れることが出来ない…』
「なに壁にしてんだよ。どうにかしてくださいよ、遊佐さんのせいでこうなってんすよ」
「そんなこと言われてもなあ。あ、じゃあこうする？」
『えっ、わっ！ダメです！やめてください！』
遊佐さん、安元さん、私の順で座ってたのに遊佐さんが私の隣に来てしまって逃げ場が無くなった。半ば安元さんに抱きつく形で遊佐さんから離れる努力をした。これ以上近付いたら気絶する。
「遊佐さんあんまいじめないでくださいよ」
「だって楽しいじゃん、こんなに赤くなっちゃって。彼氏の前でもそんな顔するの？江口くんが彼氏なんだよね？俺と江口くんどっちが好きなの？」
「ドSだ！」
『なっ、遊佐さんです！』
「江口じゃねえのかよ！」
『しまった！っていうかパイセンと遊佐さんは別次元ですよ！』
「Aちゃんの一番にはなれないかあ」
ごめんなさい遊佐さん。順位とか決められないです。
そうこうしてるうちに収録が始まって、マイクの前に立つ遊佐さんはやっぱりかっこいいなあって思った。
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p@n@(プロフ) - 西川みづきさん» リクエストありがとうございます。書かせて頂きますので、続編でお待ちください！これからもよろしくお願い致します。 (2020年6月3日 8時) (
レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
西川みづき(プロフ) - 完結おめでとうございます^_^いつも楽しく拝見させていただいておりましたので是非続編みたいです！リクエストなのですが、子供誕生の瞬間パイセン泣いちゃうみたいなお話見てみたいです！これからも更新頑張ってください！ (2020年6月3日 0時) (レス) id: 8afed27b6e (このIDを非表示/違反報告)
p@n@(プロフ) - ろじゃさん» コメントありがとうございます。そして素敵なリクエストもありがとうございます！書かせて頂きますので続編でお待ちください。これからもよろしくお願い致します。 (2020年6月2日 23時) (レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 頑張ってください！ (2020年6月2日 23時) (レス) id: 297de07d39 (このIDを非表示/違反報告)
ろじゃ(プロフ) - 最高のお話ありがとうございました!!リクエストなのですが、子育てしててパイセンが嫉妬する話が見てみたいです…お願いします。 (2020年6月2日 23時) (レス) id: 6502c82acd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：p@n@
| 作成日時：2020年5月20日 23時
