悪い子スイッチ ページ12
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お風呂から上がったらパイセンが私の卒アルを眺めていた。かなり集中してたからびっくりさせようかなと企んでみた。
『わっ！』
「わっ！なに！？やめて！？」
『人の卒アル見すぎです』
「だって見たくなるじゃん。てかちゃんと服着て」
『はーい』
お風呂上がりはバスタオル一枚で出てきがちな私はずっとやめなさいと怒られている。
ちゃんと服を着てパイセンの隣に座って一緒に眺めた。
「クラスで一番可愛いじゃん…ずるいわクラスメート」
『そこそこモテました』
「でしょうね！だって可愛いもん。マドンナ過ぎる」
パイセンには申し訳ないけど、今パイセンが見てる写真に一緒にいるのは元彼です。言わないけど。
「なんか悲しくなってきちゃったし見るのやめよ」
『そうですよ、もう封印しましょ。こうちゃん家に送り返しましょう』
卒アルを引き出しにしまった。
まだ濡れた髪がうざったくて、タオルでわしゃわしゃしてたらパイセンにフローリングのほうを指さされた。きっとそこに座れということなんだろう。怒られるのかな。
『パイセン…怒るんですか…』
「え、なにを怒ることがあるの。髪乾かそうと思ったんだけど」
『なんかパイセンがかっこよく見えます…』
「ちょっと待ってて」
そう言ってドライヤーを取ってきてくれて乾かしてくれた。優しい手つきになんだか眠くなってきちゃって、半分くらい寝てたところで乾かし終わったらしい。
ソファーに座ってるパイセンの間にいるから、身体をパイセンの方に向けて、足を閉じてもらって顎を乗せてみた。キュンとしてくれるかな。所謂、上目遣いだ。
「ええ…ちょっと可愛すぎるからこっち見ないで…」
『このアングルからのパイセン超かっこいいのでずっと見ちゃいます』
「あー！もうダメダメ！明日朝早いから！」
『ちゃんと起こしてあげますよ？』
「ねえ、いつからそんな悪い子になったの」
『起こしてあげますの何処が悪い子なんですか』
「そういうところだよ…あー…もう…」
おいで、と抱きかかえられて膝の上に向かい合わせになるように座った。悪い子スイッチが入ってしまった私は首に腕を回してみたりして。
「今日なんなの、ずるくない？」
『何にもずるくないです』
「絶対明日朝起こしてくれる？」
『んー…頑張ります』
「約束だからね」
『はーい』
眼鏡を外してテーブルに軽く放り投げたパイセンは私に軽く口付けをして一緒にソファーへ寝転んだ
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p@n@(プロフ) - 西川みづきさん» リクエストありがとうございます。書かせて頂きますので、続編でお待ちください！これからもよろしくお願い致します。 (2020年6月3日 8時) (
レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
西川みづき(プロフ) - 完結おめでとうございます^_^いつも楽しく拝見させていただいておりましたので是非続編みたいです！リクエストなのですが、子供誕生の瞬間パイセン泣いちゃうみたいなお話見てみたいです！これからも更新頑張ってください！ (2020年6月3日 0時) (レス) id: 8afed27b6e (このIDを非表示/違反報告)
p@n@(プロフ) - ろじゃさん» コメントありがとうございます。そして素敵なリクエストもありがとうございます！書かせて頂きますので続編でお待ちください。これからもよろしくお願い致します。 (2020年6月2日 23時) (レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 頑張ってください！ (2020年6月2日 23時) (レス) id: 297de07d39 (このIDを非表示/違反報告)
ろじゃ(プロフ) - 最高のお話ありがとうございました!!リクエストなのですが、子育てしててパイセンが嫉妬する話が見てみたいです…お願いします。 (2020年6月2日 23時) (レス) id: 6502c82acd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：p@n@
| 作成日時：2020年5月20日 23時
