9 事件と色人の存在 ページ10
「向日葵色人」を迎え入れた日から数週間がたった。
数週間の間に沢山遊んだ。
そこで、ある事件が起きたのだ。
「先生っ･･･色人がこないんですが･･･」
いつも一番に来ているはずの色人が来ないのだ。
「あぁ…あいつ…な、」
銀也は顔を曇らせた。
「なにかあったんよ？！早く話してよ！」
「それが――――」
「…え…」
彼らは驚いた。
この世界には、『地族』『水族』『火族』『風族』しかないと思っていたのに――
「あ、あと五つ以上も…？」
地族は主に地の国に住んでいて
水族は主に水の国に住んでいて
火族は主に火の国に住んでいて
風族は主に風の国に住んでいる―――と皆はいつも思っていた。
だってそう聞かされていたから･･･と皆は言う。
「先生だって…信じたくないが、他の奴らに捕らえられたのかもしれない…」
片目しか見せない顔でも悲しんでいる事が伝わる…。
「た、助けに行こうぜ！」
「もちろんよ！」
「あたりまえさ」
「五人揃って…向日葵桜…！」
「「僕/私も行っていい…？」」
揃って聞こえた声…
「今日から･･･お前らに紹介しようとしていた奴らだ」
「…てめーら…名前は？」
少しぶっきらぼうにだいちが言う。
「治天…オリヒメ」
「治天…ヒコボシ」
黒髪に紫の瞳の男女の双子だ。
名前の様なふいんきは無く、オリヒメは黒髪ロングへアーでヒコボシは黒髪に普通に短髪だ。
「治天…？聞いたこと無いわ…」
「うるせーすい。今は色人の方が優先だ。」
「そうね、双子、死んでも知らないわよ」
「「うんっ」」
四人は思う
「「「「(絶対に･･･助けてやるからな/ね)」」」」
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作者名：シュヴィ | 作者ホームページ：
作成日時：2015年5月16日 10時
