MIKOTO 外伝―向日葵桜― (ページ7)

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6　向日葵の様な笑顔ページ7

あれから色人は四人と仲良くなった。

「色人って母さんいるの？」

ほむらがそう言うと、逆にお前らはいんの？という。

「僕らは五歳の時に死んだ･･･というか死ぬ決まりなんだ。子供が後は継ぐから親はいらないって」

色人は顔を曇らせる

「･･･そっか」

「なーに顔曇らせてんのよ！人間は笑ってなさいよ！私、人間の――アンタみたいな向日葵の様な笑顔、大好きよ！」

二カッと笑いながら色人にすいがいう。
色人は向日葵の様な笑顔でありがとう！と告げる。

「私も･･･色人の･･･笑顔好き･･･もっと･･･笑ってほしい」

ほむらがそう言うと色人はふうかの頭を撫でる。

「さっきの質問。俺も親はいないよ･･･物心ついたときからずっと」

「･･････」

しんみりした空気になる。
そんな空気をだいちが壊した。

「俺ら仲間じゃん！親がいない仲間！寂しい時とか助け合って仲良くしよーぜ！」

色人やほむらの肩を組んで笑顔で言う。
そんなだいちを皆が見て笑う。

「そーよ！」

「仲良し･･･仲間･･･」

「仲間かぁ～なんか一気に仲良くなったみたいで嬉しいや！」

「じゃあ、名前決めよーぜ！」

向日葵よりも明るい笑顔で色人がそう言った。