検索窓
今日:2 hit、昨日:11 hit、合計:5,202 hit

11 双子は何族? ページ12

銀也は必ず連れて帰るから、と言い探しに行ってしまった。

いったん皆は木ノ葉里に帰り、だいち、すい、ほむら、ふうかは泣いていた。
オリヒメとヒコボシはそれを見守るしか出来なかった。

「うぁぁっ、早く帰ってこいよぅ・・・!」

「帰ってこなきゃ許さないよぉぉぉぉっ!」

「なんで・・・僕じゃなくて・・・色人なんだよぉ・・・」

「帰って・・・来なきゃ・・・向日葵桜じゃない・・・ふぇぇぇ」

「「・・・」」

すると、斬り株に座っていただいちが立ち上がり、大きな声で言った。

「俺らだけで探しに行くぞ!」

涙声だが、皆は気にせずだいちを見つめた。
すいは呆れたように涙声で言った。

「馬鹿じゃ・・・ないの・・・?四つの族はもう探したけど・・・居なかったぁって・・・」

すいはまた涙を流す。

「先生・・・約束・・・破らない・・・よぉ・・・」

大粒の涙を流しながら必死にそうふうかは言う。

「そうだよ・・・それに、何も知らない治天達を連れて行けないよ・・・」

すると、何かに気づいたようにだいちが双子に近づく。

「お前ら・・・なんで苗字が漢字なんだ・・・?」

すると、一瞬黙り込んだ双子。
だが、姉の方のオリヒメが口を開く。

「私達・・・」

「やめなよ・・・お姉ちゃん!」

「しょうが・・・ない・・・わ」

そしてまた口を開く。

「私達も『族』の一つです」

「な、なんのだよ・・・」

驚きながらだいちは問う。

「主に治癒を得意とする・・・治天族というごくわずかの族です」

12 双子は治天族、新しい族の子→←10 邪魔になるだけ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.5/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:オリジナル , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:シュヴィ | 作者ホームページ:   
作成日時:2015年5月16日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。