私に構うな、バカ！[其ノ二] (ページ5)

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44話ページ5

太宰side

偶にAが何を考えているかわからない時がある

今日のあの異能力者を鏡に閉じ込めたのもそうだ

やるべきとこのは何だ...

一体何をしようとしているんだい？

私はAが分からないよ

いつ教えてくれるんだい？

そのやるべき事を...

頭のどこかで嫌な予感が過ぎった

織田作...Aが何をしようとしているか

分かるかい？

なんて...思っても答えが返ってくるわけがない

織田作は亡くなったんだ...

貴方side

あの異能力を手に入れて分かった

あの異能力は体に負担がかかりすぎる

私じゃ耐えれない...けど

怒らないでね

待っててね織田作お兄ちゃん

やることはただ一つ

織田作お兄ちゃんを復活させる事

過去

太宰幹部の後を追って織田作お兄ちゃんの元へ向かった

太宰幹部は泣いていた

初めて太宰幹部が泣いているのを見た

太宰｢私はマフィアから去ろうと思う｣

『何故ですか？』

太宰｢織田作からの願いだ、Aはどうする？｣

私は目を見開いた

“君”等ではなく名前で呼んでくれたから

『なぜ私の意見を聞くのですか？』

太宰｢私の大事なたった1人の妹だからだよ｣

嬉しかった

ずっと妹だと思われてなかったと思ってたから

やっぱり今まで照れ隠しだったのかな？

『...考えておきます』

太宰｢先に帰ってるよ｣

その場から去ったお兄ちゃん

『織田作お兄ちゃん... 』

声をかけても返事をしない

死んだのかな？

私の頭にふと過ぎったのは

織田作お兄ちゃんを鏡に閉じ込め

死人を復活させる異能力者を見つけることだった

鏡に入ると時間が止まる

だから腐敗することも無い...

過去終わり

この時から私は織田作お兄ちゃんを復活させることしか頭になかった