Escape from Fate 4 (ページ3)

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聖なる日

クリスマスイブ

我が職場は忙しさの真っ只中
特に今年は24日25日が土日だというのもあり
朝から家族連れやカップルで賑わっていた

「し、死ぬ…」

『うちら遅番じゃなくて良かったね～』

「それな、遅番とか大変だよ。
カップルって閉館時間になっても帰らないからね」

『残業の声かけられる前にさっさと帰ろ～』

17時、退勤時間
交代に来た先輩に引き継ぎをし
広瀬とそそくさと帰ろうとした時
課長がこちらに向かってくるのが見えた

『やばい広瀬、課長がこっち来る』

「嘘でしょ早歩きで行こ」

お疲れ様です～と何気なーく課長の前を通り過ぎようとした時

「広瀬、佐倉少しいいか？」

あああああああああ

広瀬と顔を見合せてお互い苦笑い
その笑顔のまま課長へ返事をする

『は～い』

「お呼びでしょうか～」

「なんだ、嫌そうだな」

『だって残業ですよね？』

「まあ、残業のお願いなんだが」

ああああああああほら！

クリスマス大嫌い！！

『あああ、もう無理』

「死ぬほど疲れたね」

結局上がれたのは21時

「私明日早番なんだけど」

『うわ、しんど』

「12時間後には既に働いてるのバグだろ」

『ゆっくり休んで』

「ありがとう、Aもね」

もう本当に疲れた

酒でも買って帰ろう