Honest 85 ページ44
.
凛月side
……A、大丈夫かな。
ついてくって言ったら断られたし……まあ気持ちを落ち着かせたいってとこだろうけど。
あと…いつもの強がり。やっと俺に甘えられるようになってきたと思ってたんだけどなぁ…。
友「…ちょっと私見てくるね。やっぱり1人だと心配だし。」
さっきからずっとソワソワしていた友はAのいるトイレに向かった。俺だって行きたいけど行ったところで入れないしね。友に任せることにした。
園内を歩いてる途中にトイレを見たんだけど、壁が高くてちょっと複雑な構造になってるから外から見えにくいんだよねぇここのトイレ…。
……ちょっと、いやかなり心配。
真緒「………なぁ凛月、何か嫌な予感しないか…?」
『……ま〜くんもそう思う?』
友を見送ったあと、こっそりと俺に話しかけてくるま〜くん。……俺の杞憂なら良かったんだけどあのにぶちんなま〜くんまで何かを感じてる。
『……ねぇま〜くん、やっぱり俺達も行こう。』
真緒「そう言うと思ってた。……面倒事にならないといいけど。」
心のざわつきを抱えながら俺達は友が向かったであろう近くのトイレに向かった。
___________
_______
_____
駆けつけると既に友がいたがAの姿が見当たらない。
真緒「おーい友、Aいたか……っておい、聞こえてんのか………?!」
ま〜くんの呼びかけに振り向かない友。近くに行って肩を叩きこちらを向かせるとそこにいつもの笑みは無かった。
『……友、Aは…?』
彼女の表情から想像したくもない事が走馬灯のように頭の中を駆け巡る。……お願いだからいつもみたいに笑ってよ。
友「……いないの……A、どこにも…どこにもいないのっ!!!」
その瞬間泣き崩れる友。……嘘、でしょ…?どういうこと?倒れて誰かが運んでくれた?それとも無理やり連れていかれて_______________
……はは、また護れなかった………
"でも大丈夫よ。.....凛月が守ってくれたの。"
"....来てくれて、ありがと。嬉しかった...."
"…絶対来てよ?"
約束………っしたのに!!!!
騎士、失格だよね。結局は口だけ。いつだって何か起きてからしか駆けつけられない。格好良くいいタイミングで参上できるのはフィクションの世界だけなんだよ。
「素直になれ」なんて人に偉そうに言うくせに。
結局変われてないのは「俺」の方じゃん。
184人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まじっく(プロフ) - 未來さん» うおおお未來さん!フォローまでありがとうございます!!楽しんで頂けてますか!!光栄です☆受験終わったらすぐに帰ってきますので、待っててください!! (2019年8月23日 22時) (レス) id: 46dd36dd9b (このIDを非表示/違反報告)
未來(プロフ) - コメント失礼します。Twitterフォローさせていただきました!未來という名前でやっております。いつも楽しく読ませていただいてます!これからも更新頑張ってください! (2019年8月12日 2時) (レス) id: 7ebd59770b (このIDを非表示/違反報告)
まじっく(プロフ) - 赤間琉斗さん» うおおおありがとうございます!!是非とも書かせて頂きましょう...☆私も終わらせておきながら少し物足りなかったんですよね(´-ω-` ) (2019年7月29日 23時) (レス) id: 46dd36dd9b (このIDを非表示/違反報告)
赤間琉斗(プロフ) - 正直もっと見たいです。付き合った後の話もゆっくりと… (2019年7月29日 22時) (レス) id: dd203c2451 (このIDを非表示/違反報告)
まじっく(プロフ) - 雨紫陽花さん» えっ雨紫陽花さんんんん?!凛月くんの許嫁のお話愛読させて頂いてます!!うあああありがとうございます好きだなんて嬉しすぎる....( ˘ω˘ )頑張ります!! (2019年7月9日 20時) (レス) id: 46dd36dd9b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まじっく | 作成日時:2019年7月6日 17時