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Extraordinary 23 ページ24

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あんず「お待たせしました!!」


ガチャりと扉の開く音がすると、大量の荷物を抱えたあんずちゃんが入ってきたため、急いで駆け寄り荷物の半分以上を受け持った。


『ちょ、ちょっと君これ1人で持ってきたのかい?!』

あんず「?はい!」


なんという働きっぷり。こんなに可愛らしい女の子一人でいくつものユニットをプロデュースしてきたのかい?!


あんず「先輩は今日は見学なのでとりあえず私が持ってこようと思って…」


な、なんて健気なんだ………誰だこの子を一人で働かせてるのは!!天祥院か?!お前だな?!あんずちゃんは私が守る!!!


あんず「あの…A先輩、なんで泣いてるんですか?」

『いやっ…なんでもないっ……君は私が守るからな……』

泉「ちょっとぉ?訳わかんないこと言ってないでさっさとレッスン始めるよ。」


瀬名の一声であんずちゃんが再び甲斐甲斐しく働き始めたので、私も急いで感激の涙を拭って、打ち合わせ通りに準備を始めた。


あんず「それじゃあ、一曲目からお願いします!」

___________
________
_____


あ、ちょっと音高い。


走ったな、今。


声が揺れた。



さすが強豪ユニットなだけあってポテンシャルは高いが、細々としたミスが目立つ。特に司。きちんと自覚があるらしく、曲が終わったあとで悔しそうに表情を歪めていた。


あんず「お疲れ様です。今の所ですが、〜」


曲が終わると共にメンバーにスポドリとタオルを配りながら的確なアドバイスをしていくあんずちゃん。メンバーも汗の始末をしながらしっかりアドバイスに耳を傾ける。信頼関係の深さが目に見えて分かる。


あんず「A先輩も何かあればぜひお願いします!」

『ん?ん〜、ほぼほぼあんずちゃんが言ったからあんま良い事は言えないが…』


今日一日で彼らの力量が測れた訳では無いが、今日初めて見たままの一人一人のつまづきポイントをぶつけてみた。


『と、こんなもんかな…あれ、な、なんだよ…』


泉「…ふぅん、意外とやるじゃん。」

司「さすがはAお姉様!!」


暫くの間沈黙に見舞われ、まずいことでも言ったかと思えばすんなりと意見を受け入れて貰えた。大したことは言えないから不安でしか無かったが、どうやらいいスタートを切れたようだ。


あんず「完璧じゃないですか先輩!!」

『いや、君に比べれば大したことないって…』


そう言いつつも少し、いやだいぶ嬉しかったのは秘密にしておこう。

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まじっく(プロフ) - 星宙*°さん» お読みいただき本当にありがとうございます!!嬉しいお言葉...そう言って頂けるだけでとても心の支えになります!頑張ります!! (2021年1月6日 10時) (レス) id: 46dd36dd9b (このIDを非表示/違反報告)
星宙*°(プロフ) - とっても好きです…!夢主ちゃんの話し方だったりも私の好きな感じで読んででとても面白いです!更新頑張ってください!応援しています! (2021年1月6日 0時) (レス) id: 023b61331c (このIDを非表示/違反報告)
まじっく(プロフ) - 凛々さん» わ〜!ありがとうございます!!今日から復活致します!!! (2020年2月25日 21時) (レス) id: 46dd36dd9b (このIDを非表示/違反報告)
凛々 - いつまでも更新待ってますよ(・ω・`*) (2020年1月10日 19時) (レス) id: 9f94443348 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まじっく | 作成日時:2019年7月20日 16時

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