Extraordinary 21 ページ22
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泉「…で？」
なんでだ。
泉「なんであんたが」
なんでこうなった。
泉「俺を差し置いてゆうくんとお昼ご飯とか食べてるわけぇ?!」
『はは……』
教室まで連れていってくれるという瀬名に迷った経緯を聞かれ、話してみれば瀬名の様子がだんだんおかしくなって今に至る。軽く恐怖を覚えているんだが。
泉「俺だってゆうくんとお昼ご飯食べたことないのに！！転校初日になんでまっっっっっっっっったくゆうくんと関係ないあんたが！！なんで楽しくゆうくんとっ………」
………思ったより変なやつなんだな、瀬名って。
『いや別に誰と昼食取ったっていいだろ……他にもTrickstarの子達とかあんずちゃんもいるんだし…』
泉「よくない！！！ゆうくぅぅぅぅぅううん！！！俺ともご飯食べようよおおおおおお！！！！！」
どうやら瀬名は「ゆうくん」こと遊木真くんにお熱のようで。面白い奴だとは思ってたけど、予想をはるか斜め上に行った面白さだなこれ。
泉「…ちょっと、何笑ってんの？」
『いやだって……ふっ、君そんなキャラだとはっ思わなくて…ははははっ！！！！』
やっぱり面白い。まだまだ知らないことだらけだけど、夢ノ咲ではなかなかに濃い毎日を過ごせそうな予感がする。あくまで予想だけど。
泉「言っておくけどあんたの方が変だからね？」
『そりゃどーも。』
変は褒め言葉なので、と返すとそういう所だ、と呆れられた。少しくらい変な方が面白いじゃないか。
…『彼』もここにいたらもっと楽しいんだろうな。無理に連れ戻すことは出来ないが、私は彼ともここで歌ったり笑ったりしてみたい。
私たちに残された『高校生』という時間はあと1年。長いようで短い1年。彼にも瀬名や「くまくん」少年、それにKnightsや学院のみんなとの1年を楽しんで欲しい。笑って欲しい。
私と君はつい最近出会ったばかりで、君に何があったのか、君がどういう人間なのか、まだよく分からない。でもな、
どうしようもなく君と話した時のあの笑顔がもっと輝く所を見てみたいと思ってしまったんだ。
泉「ほら、ボケっとしてないで。着いたよ。」
『え？あ、ああ！ありがとう！！助かった！』
…そうだな。ボケっとしてる暇はない。
ちょっと、頑張ってみるか。
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まじっく(プロフ) - 星宙*°さん» お読みいただき本当にありがとうございます！！嬉しいお言葉...そう言って頂けるだけでとても心の支えになります！頑張ります！！ (2021年1月6日 10時) (
レス) id: 46dd36dd9b (このIDを非表示/違反報告)
星宙*°(プロフ) - とっても好きです…！夢主ちゃんの話し方だったりも私の好きな感じで読んででとても面白いです！更新頑張ってください！応援しています！ (2021年1月6日 0時) (レス) id: 023b61331c (このIDを非表示/違反報告)
まじっく(プロフ) - 凛々さん» わ〜！ありがとうございます！！今日から復活致します！！！ (2020年2月25日 21時) (レス) id: 46dd36dd9b (このIDを非表示/違反報告)
凛々 - いつまでも更新待ってますよ(･ω･｀*) (2020年1月10日 19時) (レス) id: 9f94443348 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まじっく | 作成日時：2019年7月20日 16時
