Extraordinary 2 ページ3
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公園ってさ、結構いろんな音が聞こえるんだよな。
風の通り抜ける音、小鳥たちのさえずる声。歩く度に揺れる草花。朝の眠たい頭を起こすには十分だ。
『ん〜…いいアイデアが思い浮かばない…！何かこう…興味深いものがあればなぁ…ん？』
グルグルと公園内を回っていると、ラジカセを担いだ女の子…いや、制服にズボンだから男の子か？が公園に入ってきた。
なにやらスキップをして広場まで向かってくる。ラジカセのスイッチを入れて、軽くストレッチをする彼。何が始まるんだ…？
？「One, two, three♪ ♪〜♪〜♪」
『……わぉ。』
しばらく見ていると、音楽が流れ出し、彼はそれに合わせて歌って踊り始めた。
男の子にしては少し高めな声…それにキレのあるダンス。…アイドルの真似事か？
…いや、違う。彼は『私』という『観客』をその歌とダンスという武器で捕らえた『アイドル』そのものだ。…ま、勝手な憶測だがな！
曲が終わると彼はその場にしゃがみ込んだ。どうしたんだ？まさか…体調が悪いのか?!
『おい！君、大丈夫k』
？「わははっ☆完成だっ！！湧いてくる霊感！！！」
…この野郎、人の話も聞けないのか?!というか、平気そう…？
そう思った刹那、目の前の少年は急に立ちあがった。その拍子に私の顔面に彼の腕がクリーンヒット。
『へぶっ…』
？「ん？誰だお前！！なんでこんな所で寝転がってるんだ？わははは☆変なやつだな！！」
いや、お前にやられたんだよ…。うう…痛ってぇ、鼻に当たったんだが！！
『ちゃんと周りを見ろ！！危ないだろう?!』
レオ「もしかしておれがなんかしたのか？ゴメンな！何したのかわかんないけど！」
『あのなぁ…ま、黙って後ろにいた私も悪いけどな。なあ、君は何してたんだい？ダンスの後直ぐにしゃがみ込んだけど……って話を聞け！！』
私の話を聞かずにしゃがみこむ彼の隣に座ると、足元には散らばった大量の紙。これ…
『…これ楽譜じゃないか！しかも手書き…君が書いたのかい？』
レオ「う〜っ、今話しかけんなっ！お前のせいでメロディーが消えていく！！がるるるるっ」
……なんで私が怒られてるんだ…。何を話しかけても無駄な気がして散らばったそれを1枚拾い上げる。
…………すげぇ…！
楽譜を見るだけでこいつの魂が伝わってくる。音楽家にしては若く、ただの遊びにしては本格的すぎる。
…こいつ、
何者なんだ………？
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まじっく(プロフ) - 星宙*°さん» お読みいただき本当にありがとうございます！！嬉しいお言葉...そう言って頂けるだけでとても心の支えになります！頑張ります！！ (2021年1月6日 10時) (
レス) id: 46dd36dd9b (このIDを非表示/違反報告)
星宙*°(プロフ) - とっても好きです…！夢主ちゃんの話し方だったりも私の好きな感じで読んででとても面白いです！更新頑張ってください！応援しています！ (2021年1月6日 0時) (レス) id: 023b61331c (このIDを非表示/違反報告)
まじっく(プロフ) - 凛々さん» わ〜！ありがとうございます！！今日から復活致します！！！ (2020年2月25日 21時) (レス) id: 46dd36dd9b (このIDを非表示/違反報告)
凛々 - いつまでも更新待ってますよ(･ω･｀*) (2020年1月10日 19時) (レス) id: 9f94443348 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まじっく | 作成日時：2019年7月20日 16時
