狐様の悪鬼滅殺［鬼滅の刃］壱

しのぶside 2 ページ10

消えた…


「姉さん！姉さん！」泣

妹だろうか、泣いている、



お姉さんの脈が、弱い、呼吸が浅い…


しのぶ「せめて蝶屋敷までっ、

　 お願いだからっ、目を閉じないでっ、」泣

そこに着くまでにはきっと、

生きてはいられないだろう、



『ねぇ…ちょっと、いい、？』


「ぇ、？」泣

怪我をした箇所にそっと手をおく、

少しすれば傷は塞がる、



『はい…もう、大丈夫だよ、』

「な、にが、」


「っ、し、のぶ？」

「っ⁉姉さん！」泣


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しのぶside

助けてくれた狐のような人は

すごく安心する静かな声だった、


だから、任せた、

この人なら助けてくれると直感でそう思った、







…姉さんの傷がきれいに塞がってる、


ﾘｨｰﾝ…

しのぶ「ﾊｯ!あの！」

気づいた時にはもう遅かった、



カナエ「っ、しのぶ、あの人は、？」

しのぶ「…振り返ったら、もう、いなかった、」


そう、その人は、振り返ったら消えていた、



鈴の音を残して_____

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