オクタヴィネル寮には女の子がいます。

#10 ページ10

Aside





ジェイドに先にどうぞとドアを開くと、兄さんが居た。



兄さんは久しぶりに真正面に立ったせいか分からないけど、身長が高くなっていた。



小さい頃からもそうだけど、この身長差は変わらないなと思った。



なんて私がボケーっと考えていると、兄さんはこちらに歩み寄ってきた。









アズール「おかえり、A。そして、ジェイド、フロイド、Aありがとうございました。」



ジェイド「いえいえ、大丈夫ですよ。久しぶりにAさんとお話をしたので楽しかったです。アズール、このような機会を取って頂き、ありがとうございます。」



フロイド「オレもぉ〜楽しかったからいいよォ〜」



アズール「それは良かったです。ジェイド、フロイドは新入生の皆さんにご挨拶をしてきて貰えますか？僕は貴方たちがいない間にこの寮のことをお話しておきましたし、何より、副寮長の挨拶がまだなので。」



ジェイド「そうですね、分かりました。フロイド、行きますよ。...失礼します、お休みなさい、Aさん。」



フロイド「オレ副寮長じゃないんだけどぉ〜面倒臭い〜」



ジェイド「行かないのであれば明日からのランチで椎茸が出た場合、フロイドに差し上げますよ？それでもいいのですか？」



フロイド「うぇ〜椎茸はヤダァ〜仕方ないから行く〜じゃ〜ねぇ、アズール、A〜」









と言って、巨体たちは奥へと行ってしまった。



じゃあ、私も戻ろうかなと思い、兄さんに声をかけようとしたら、こんな質問が来た。









アズール「それより、A。どうして僕と話してくれなかったんだい？」









To Be Continued…

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