オクタヴィネル寮には女の子がいます。

#7 ページ7

Aside






私がトイレから出ると見覚えのある顔が2人いた。



もしかしてトイレに行くのかな？と思って、横を通った。








？「ねぇ〜どこに行くの？A〜？」



？「もう入学式は終わりましたよ、我々と一緒に寮へ行きますよ。」




『そうですか...ご親切に教えてくださり、ありがとうございます、フロイドさん、ジェイドさん。』




フロイド「ど〜いたしましてぇ〜...それよりさぁ〜入学式の時、オレらの方見なかったの？」



ジェイド「確かに僕もあの行動には少し不満でしたねぇ...」









と、巨体が私の顔を覗き込むように言ってきた。



恐らく、ジェイドさん、フロイドさんは私の方を見ていたのに全然私が目を合わせなかったことに不満を感じている...



知るかよ、そんなこと。



確かに視線が凄かったよ、あの2人からは。



だけど後で会えるしいいかなと思っていた。









フロイド「後さぁ〜オレのこと前みたいに“フロイド”って呼んでよ。」



ジェイド「それでしたら、僕も“ジェイド”とお呼びください。」



『いや、でも、一応先輩ですし、尊敬の意味も込めて私は敬語とさん付けで呼ばせて頂いております。』



フロイド「でも、オレそういうの嫌いなんだよな〜良いからオレらのこと前みたいに呼べよ。」



『えっ、でも...』



フロイド「良いから呼べ。」









えぇ、どうしたら...と思ってジェイドさんに助けを求めるが、ジェイドさんはニコニコとしていた。



仕方ない、前みたいに呼べば2人の機嫌が治るし、呼んであげよ。









『ジェイド、フロイド...これでいい？』








そう言うとジェイドは先程のニコニコではなく、なんとなく雰囲気みたいなものが柔らかくなり、フロイドはパァーと周りに花が咲いたような雰囲気になり、私を抱きしめた。




...かなりの力で。









フロイド「そうそう、Aはオレらのことそーやって呼んでいるのが1番なんだよ〜？アハ、やっぱぁ〜こっちの方が落ち着く〜ねぇ、ジェイド？」



ジェイド「そうですねぇ、僕もこちらの呼び方の方が落ち着きます。...フロイド、あまりAさんを力強く抱きしめないであげてください、アズールに後でなんと言われるか分かりませんよ？」



フロイド「ちぇ〜じゃあ、力強く絞めなかったら良いんでしょ〜このままアズールとこ行く〜」









と言って私は2人に兄さんの所に連れていかれた。






To Be Continued…

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