四試合 ページ6
*
なかなか声が聞こえず、心配になり唇を噛む。
あぁ、やっぱり怒ってるんだろうか。
どう償えば。
ぐるぐると色々な思考が廻る中、頭上から笑い声が聞こえた。
わ、笑われてる！？そんなにみっともない姿だろうか…
ま、まぁ確かに、崩れたバスローブに寝起きで飛び跳ねる髪の毛の女が自分の前で頭下げてきたら……
そんな思考を遮るように、
「何、Aちゃんええ子すぎとちゃう！？」
くすくすと笑いながら、予想外の言葉を発す坂田さんに思わず頭を上げる。
「っふ、はは！好き勝手してごめんて…！」
お腹を抱えて笑う坂田さん。
私の言葉のどこにそこまで笑う要素があったのか。
目尻に涙を浮かべ座り込んでいる。
『ちょ、ちょっと坂田さん、何笑って！』
物凄い笑われように、思わずむっとなって言い返してしまう。
「っはは、ごめんごめん！あまりに律儀すぎて!」
息を整え、溜まった涙を拭き取りながら言う彼。
どこが律儀なんだ。やっぱり彼わからない…。
「普通、そんなこと言わへんやろ？自分が気持ちよかったらはいおわりー、やん。」
やから、まさかそんなこといわれるとは、
と付け足し、やっと収まった笑いの再発を抑えるべく口元を抑えている。
『…はぁ、』
そうなのだろうか。納得とも呆れともわからない声が溢れる。
「それに、昨日は僕もきもちよかったからだいじょーぶ」
そっと耳元に口を近づかせ、甘く囁く坂田さん。
「僕、攻められんの大好きなの」
そう言って、私の耳にふぅっと息を吹きかける彼。
嘘だろこれ！！！この小悪魔め！！！
真っ赤な耳を隠すように手で抑え、坂田さんから逃げるように離れる。
『これで受け気質とか、冗談でしょ…』
ポツリと呟けば、冗談やないわ！！と大きな声でかえってくる。
「攻めんのは苦手やわ〜…」
経験があるのか、顔を顰め、昨日着ていた洋服の整理に取り掛かる坂田さん。
とても苦手な人に思えませんでしたけど……
坂田さんこそどちらもおっけいな人種じゃないか、、
じとっと坂田さんを見つめる私の視線に目をくれず、鞄に洋服をしまう彼。
自由人だな、、
暫くするとピタっと動きを止め頭を上げた坂田さん。
「1個お願いいーい？」
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さざんか(プロフ) - 終わり！？！？まだまだこれからですよ作者様……！！！うらたさんも志麻さんも登場してないですし、なによりこんないい所で終わるなんて生殺しじゃないですか！！！！続き待ってますから!!!!!!!!!!!😭😭 (2023年1月21日 0時) (
レス) @page11 id: 20c7caba78 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 終わってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！ (2021年9月17日 1時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
よ(プロフ) - 瑠珂さん» コメントありがとうございます。瑠珂様のお言葉で創作意欲が上昇致しました！嬉しいコメントありがとうございます！今後ともこの物語をどうぞよろしくお願い致します。 (2020年2月17日 16時) (レス) id: 4992fa2252 (このIDを非表示/違反報告)
瑠珂(プロフ) - 更新ありがとうございます！続き読むのがめっちゃ楽しみです！！ (2020年2月17日 14時) (レス) id: da9dad6d7f (このIDを非表示/違反報告)
よ(プロフ) - ちぃさん» コメントありがとうございます。好きといっていただき嬉しい限りです！このお話を好きになっていただきありがとうございます。これからもよろしくお願い致します！ (2019年12月1日 10時) (レス) id: 4992fa2252 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よんり | 作成日時：2019年11月24日 10時
