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幹部を目の前に裏切り行為でも見せれば、頭と身体が別れを告げるより前に赤黒い液体を勢いよく飛ばしているだろう。
この部屋一面に。…そうなれば掃除が大変だろう。
「まぁ、悩めよ。」
案外、簡単に彼は承諾した。もしかしたら…なんて最悪な方向へと思考は向かっていったが、この言葉に甘える他なかった。
「手前も物好きだな。」
何処か遠い目をして彼はそう云って、先ほど入ってきた窓から軽々と飛んでいった。
その時彼の帽子がAの頭に乗った。中原自身の好意で被せてくれたのだ。
この帽子をもう一度取りに帰る、そういう意味だと捉え、彼女は中原に小声ながらも礼を呟いた。
彼女には何も出来ない。
ただの異能力者という肩書きと兄が最年少幹部記録の設立者、彼の頭脳の片割れ。
それだけでこの業界を生き延びてきた。この歳でこの世を去る者も少なからずいる訳なのだが。
明るい世界から見放された齢十七の女が何を願い、何を巣立ち先に置いていくのか。
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時雨(プロフ) - ネムさん» そう言っていただけてめっちゃめちゃ嬉しいです!!!!!!!!!!!このコメントで私もニコニコしちゃいました。嬉しさいっぱいです、こんなに長いのに読了してくださりありがとうございました! (8月6日 2時) (レス) id: b6f643f10a (このIDを非表示/違反報告)
ネム(プロフ) - あぁもう…だめだ。なんか言葉に詰まってしまいます。完結ありがとうございます。最高でした。 (8月1日 1時) (レス) @page41 id: 41eadc19f5 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - ピポポタマスさん» 遅くなって御免なさい。本作中にとても書けず、おまけという形で書かせて頂きました。甘くねぇな…コーヒーシュガーにもなりきれてません…本当にすいません。書き直しならいつでも致します。(双黒なのに太宰さんしか使っていない…ああああ!!) (2018年3月7日 22時) (レス) id: 23b0d452e1 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - きなこもちさん» 有難うございます!満足頂けましたか?とてもの三連続…w次回の作品もいずれ書きますのでその時はよろしくお願いします! (2018年3月4日 19時) (レス) id: 23b0d452e1 (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち(プロフ) - 完結おめでとうございます!とてもとてもとても面白かった…!お疲れ様でした(*´∀`*) (2018年3月4日 19時) (レス) id: 48ae29e69a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時雨 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年2月14日 12時