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世界の中でポツリと自分一人だけの空間が生み出された。
Aの体を様々な文字が抱きしめ、縛りつける。
化けたい相手を必死に思い浮かべる、何者にもなれない自分を演じるため。
ふっと息を吐き出すと容姿は全くの別人になっていた。当然だろう、魔法の様な消えない傷。其れが異能力だから。
何事もない様に構成員として溶け込む。誰一人として気づいていない。
高々、雑用などを任されていた構成員、一人一人覚えている奴が何処に居ようか。
この異能の不利なところは外見しか変化しない事。声は全くもってAのままなのだ。
このハンデも請け負いながら着々と任務を進行してゆく。
‘コントロール室’と書かれたプレートが掛けられたドアをノックしてはいる。
勿論、監視の人間が中には居た。だが、こちらに疑いなど微塵たりとも感じてはいない。
好機だと悟ったAは睡眠ガスを一面にまき散らし、相手の動きを止める。
よく眠っていることを確認し、コンピュータを手に取り壁を突破してゆく。
無論、パスコード解除など朝飯前なのだ。
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chiyo(プロフ) - 見てください!!お気に入り登録者数が777(トリプルセブン)ですよ! 作者さん!明日の金運に期待できますよ! (2019年1月7日 23時) (レス) id: cf9c619e41 (このIDを非表示/違反報告)
雨音きこ(プロフ) - 時雨さん» うまかったッス。 (2018年2月13日 20時) (レス) id: 8cbcf612bf (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 雨音きこさん» んだとこの野郎。羨ましい奴め。 (2018年2月13日 20時) (レス) id: 23b0d452e1 (このIDを非表示/違反報告)
雨音きこ(プロフ) - 時雨さん» こないだ食べた((ドヤァ (2018年2月13日 20時) (レス) id: 8cbcf612bf (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 雨音きこさん» 蟹、蟹、蟹〜♪蟹食べたい。 (2018年2月13日 19時) (レス) id: 23b0d452e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時雨 x他1人 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年2月4日 1時