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「A君、今回は君の協力を要するんだけど…」
分厚い資料をぺらぺらと捲りながらAを呼ぶのはポートマフィアの長、森鴎外。裏社会でこの名を知らない者は居ないのではないだろうか。
『はい、承知しました。全力を尽くします。』
「Aだけで大丈夫かえ?私の部隊からも何人か任務に向かわせる事もできるぞ?」
橙色の髪に着物を着用した、顔の整った女性。ポートマフィア幹部の尾崎紅葉。殺戮に特化した異能力を持つ。容姿からはとても想像出来ない。
『いえ、その様なご迷惑を紅葉さんにお掛けする訳にはいきません。お気遣いありがとうございます。』
ふんわりとAは微笑み、下を向いた。
私は穴埋め。
Aの心に根強く生えるその考えは顔を暗くされる一方であった。
兄が姿を消さなければAの名はこの場にあるべきものではない。
「…?どうした、A。顔が暗いぞ。」
『…あ、いえ。何でもありません。一寸、考え事をしていたもので………。』
「其れなら良いのじゃが…。」
気を掛けて声をかけて下さった紅葉さんには申し訳ないが、貴女はきっと良い穴埋め程度しか思っていないでしょう。
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chiyo(プロフ) - 見てください!!お気に入り登録者数が777(トリプルセブン)ですよ! 作者さん!明日の金運に期待できますよ! (2019年1月7日 23時) (レス) id: cf9c619e41 (このIDを非表示/違反報告)
雨音きこ(プロフ) - 時雨さん» うまかったッス。 (2018年2月13日 20時) (レス) id: 8cbcf612bf (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 雨音きこさん» んだとこの野郎。羨ましい奴め。 (2018年2月13日 20時) (レス) id: 23b0d452e1 (このIDを非表示/違反報告)
雨音きこ(プロフ) - 時雨さん» こないだ食べた((ドヤァ (2018年2月13日 20時) (レス) id: 8cbcf612bf (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 雨音きこさん» 蟹、蟹、蟹〜♪蟹食べたい。 (2018年2月13日 19時) (レス) id: 23b0d452e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時雨 x他1人 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年2月4日 1時