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小さくて間接照明が丁度いい温かみを出すカフェ。
あちらこちらに飾られている観葉植物と可愛い雑貨達。
とても私好みの雰囲気で思わずカフェを見渡す。
他にお客さんは居ないようで、お好きな席にと案内される。
少し前を歩く彼の後ろについていけば、彼は1番奥、人目のつかない席へ。
｢ご注文お決まりになりましたら、お呼びください。｣
『あ、私アイスコーヒーで。』
｢じゃ、じゃあ僕も同じのを。｣
喉がカラカラなのでメニューも見ずにいつも通りアイスコーヒーを注文。
『 ごめんなさい、喉カラカラで…。
メニュー見てじっくり決めなくても大丈夫でした？』
店員さんが厨房へと入っていったのを確認して彼にそう伝えれば、大丈夫ですと優しく笑う。
『あの、お名前教えてください。
私はAっていいます。日本から来たんです。』
さすがに名前も知らない人と一緒にアイスコーヒーを飲むのは変だと思う。
少しの沈黙が流れて
｢僕は、マークです。｣
そう彼は笑う。
｢カナダから来ました。｣
そうつけ加えた彼、いやマクさんは少し気まずそうに頭のキャップをグイッと深く被り直す。
ますます見えなくなってしまった彼の顔。
『マスク、取らないんですか？』
言ってはいけないような気がしたが、私は1度もマクさんの顔を見たことが無い。
好奇心と少しの違和感。
何か見られたくない理由があるのかもしれない。
今更マスクを取らないのか聞いたことに後悔する。
マクさんはゆっくりとマスクを外した。
初めて見た彼の顔は、凄く綺麗な顔立ちだった。
あの印象的な目元が更に魅力的に見える顔立ち。
スっと通った鼻に、綺麗な肌。
思わず静かに彼を見つめてしまう。
｢……そんなに見られると、｣
そう言ってマクさんはもう一度マスクを付け直そうとするので、思わず慌ててその手をとってしまう。
『ごめんなさい、あの、すごく綺麗なお顔だなと！！』
マスクを握るマクさんの手を握っていることに気づき、慌てて手を離す。
『すみません…』
完全に変な人になってしまっている。
彼の手に触れていた右手の行き場が分からなくて、膝の上でギュッと拳を握りしめた。
微かに聞こえるのは私の心臓が大きく揺れている音。
｢大丈夫ですよ、Aさん。｣
明らか様に動揺する私を見て、ちょっと照れくさそうに笑ったその笑顔に、もうどうしようもないくらいに心臓はうるさくなる。
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ケロちゃん。(プロフ) - きょんさん» こちらこそありがとうございます🥹嬉しいです߹~߹ (2022年6月11日 22時) (
レス) @page19 id: 6e1f997a93 (このIDを非表示/違反報告)
きょん(プロフ) - 最高すぎます。もうにやにやとまりません！！こんな物語我得でしかないです！！ありがとうございます (2022年6月11日 15時) (レス) @page19 id: 6d9e8baccd (このIDを非表示/違反報告)
ケロちゃん。(プロフ) - alone99さん» 嬉しいコメントありがとうございます( ⸝⸝⸝ᵕ ̫ ᵕ⸝⸝⸝ ) (2022年6月3日 19時) (レス) id: 6e1f997a93 (このIDを非表示/違反報告)
alone99(プロフ) - もうすでにめちゃめちゃ好きな雰囲気のイマク出てきそうでワクワクです！応援してます！ (2022年6月3日 17時) (レス) @page4 id: 7bd05b70b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ケロちゃん。 | 作成日時：2022年6月3日 0時
