___ 気をつけて ページ27
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「ちょ、Aちゃん！！飲みすぎ！」
隣から聞こえる慌てた声と、前から聞こえてくる甲高い笑い声。
それから目の前に広がる大量のジョッキ。
「ん〜？だいじょぶ、だいじょぶ。」
だってまだ始まったばかりじゃん。
ジョッキを持つ手を大きな手で止められる。
その手を辿って視線を上にあげれば、あぁ、私の好きな人。
「んふふ、マクくーん。」
なんだか今度は怒ってる？？
「マクヒョンやばいね。Aヌナ可愛すぎる。」
「黙れ。」
『なーんで怒ってるの！』
マクくんの肩をコツンと叩く。
『マクくんは〜、笑ってるとこがいっちばーーーんかっこいいんだよ？怒らないで！』
なんでそんなに眉間にシワ寄せてるの。
うーん、こうやってほっぺを伸ばしてみたらあの優しいマクくんの笑顔が見れるかな？
マクくんのほっぺをいじいじ、ムニムニ。
肌綺麗だな。
「Aヌナ、マクヒョン真っ赤だよ。」
『んぅ？』
目を凝らしてマクくんの顔を見る。
目をぱちぱちさせて、私に触れていたほっぺを自分で確かめるように抑えていた。
『マクくん、お熱？！お熱なの？よしよし。』
ダメダメ。マクくんお仕事あるからお熱ダメ。
もう、制御が効かなくなっていることくらい何分も前に分かっているのにお酒を飲む手が止まらない。
でも、このまま酔ってしまえばマクくんに素直になれる気がして後悔よりも先に期待が先走る。
「Aちゃん。」
そんな真っ直ぐに私を見ないで欲しい。
酔ってて心拍が上がってるのか、マクくんのせいで心拍が上がってきたのか分からない。
『なに？』
「ちょっと外行こう。」
優しく掴まれた手首。
お酒のせいかフワッと立ち上がらさせれて、私より大きい背中をただ引かれるがままに着いていく。
「マクヒョン積極的〜。」
そんな呑気な声も聞こえない。
外に出ればまだ雨は降っていて少し肌寒い。
どこからかやってきた冷たい風で少し酔いが覚める。
居酒屋の裏。人が居ない暗くて小さな路地。
雨に当たらないようにくっついて小さな屋根の下。
「飲み過ぎだよ…。」
『ごめん。』
今更冷静になって恥ずかしくなってくる。
「ドンヒョクのやつAちゃんのこと可愛いって言ってたし…。」
「可愛いんだから気をつけてよ。」
私を見て困った顔をする。
「僕の前だけにして。可愛いのは。」
その赤くなった耳と恥ずかしいそうに俯くのは、照れてる、からだよね？
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ケロちゃん。(プロフ) - きょんさん» こちらこそありがとうございます🥹嬉しいです߹~߹ (2022年6月11日 22時) (
レス) @page19 id: 6e1f997a93 (このIDを非表示/違反報告)
きょん(プロフ) - 最高すぎます。もうにやにやとまりません！！こんな物語我得でしかないです！！ありがとうございます (2022年6月11日 15時) (レス) @page19 id: 6d9e8baccd (このIDを非表示/違反報告)
ケロちゃん。(プロフ) - alone99さん» 嬉しいコメントありがとうございます( ⸝⸝⸝ᵕ ̫ ᵕ⸝⸝⸝ ) (2022年6月3日 19時) (レス) id: 6e1f997a93 (このIDを非表示/違反報告)
alone99(プロフ) - もうすでにめちゃめちゃ好きな雰囲気のイマク出てきそうでワクワクです！応援してます！ (2022年6月3日 17時) (レス) @page4 id: 7bd05b70b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ケロちゃん。 | 作成日時：2022年6月3日 0時
